現在のポケポケ環境で、対戦プレイヤーの注目を集めているのが《シルヴァディ》を中核としたデッキタイプです。
「サポートを使うだけで火力が出る」「無色タイプで柔軟に組める」「グラジオによる進化安定性」といった要素により、アグロ型・テンポ型の両面で活躍し、2025年6月の最新環境でもTier1クラスの採用率を記録しています。
本記事では、シルヴァディデッキの特徴から構築例、プレイングのコツ、環境内での強み・弱点までを体系的に解説。これからシルヴァディを使いたい方や、すでに使っていて改善点を探している方に向けて、判断材料を整理します。
シルヴァディデッキの特徴と評価【ポケポケ2025年6月環境】
環境に刺さる理由とは?
シルヴァディが注目されている最大の理由は、その攻守のバランスとテンポの良さにあります。サポートカードを使ったターンに100ダメージを出せる「アドレナブレイン」は、早期から相手の盤面を制圧する力を持ちつつ、リスクも比較的低めです。
また、無色タイプであることから、デッキの自由度が非常に高く、メタカードの差し込みや他アタッカーとのハイブリッド構成も可能です。現環境で猛威を振るう《オドリドリ》《マッシブーンex》などの主力に対して、明確な有利を取れる点も評価を後押ししています。
デッキの基本戦術:アグロとコントロールの融合
このデッキは基本的にテンポアグロ型として機能します。序盤からシルヴァディで攻撃しつつ、後半はリザードンexで一撃フィニッシュを狙う2段構えの構成が主流です。
さらに、《グラジオ》の採用により進化ルートが安定し、運に左右されにくい点も魅力。これにより、再現性の高い動きが可能となり、ランク戦や大会でも安定して勝率を維持できます。
【最新レシピ】シルヴァディデッキの構築例と採用理由
ポケモン構成:リザードンexとの2軸展開
現在の主流構成では、シルヴァディとリザードンexの2アタッカー体制が採用されています。序盤は軽く殴れるシルヴァディでテンポを取り、終盤はリザードンexの高火力でフィニッシュを決める形です。
- シルヴァディ ×2 … 主力アタッカー。アドレナブレインが強力。
- タイプ:ヌル ×2 … シルヴァディへの進化元。
- リザードンex ×2 … 終盤の打点役。非エク構成との相性も◎。
- ヒトカゲ ×2 … 進化元。マグマの滝壺で加速可。
- グラジオ ×2 … 進化札をサーチ。事故防止にも活躍。
トレーナーズとエネルギー:サポート活用の最適化
「アドレナブレイン」はサポート使用後に真価を発揮するため、毎ターン安定してサポートを打てる構成が求められます。以下のように、定番カードを中心にしつつ、打点補助やドローソースを兼ねた構築が有効です。
- 博士の研究 ×2 … 手札を一新するドローソース。
- ナンジャモ ×1 … 手札干渉兼ドロー。
- マーズ ×1 … 相手の手札を削りながら発動条件を満たせる。
- ふしぎなアメ ×2 … リザードン進化補助。
- 大きなマント ×1 … シルヴァディの耐久補強。
エネルギー配分は炎エネルギー×10枚が基本。無理なくリザードンへの流用も可能で、展開の幅を広げます。
回し方のコツ|シルヴァディの展開から勝ち筋まで
序盤:進化ルートと盤面の安定化
初手ではまず《タイプ:ヌル》と《ヒトカゲ》を展開し、進化先の確保を最優先します。ここで《グラジオ》を使うことで、山札から確実に進化ラインを手札に加えられ、進化事故を未然に防ぐ動きが可能です。
《ふしぎなアメ》が手札にある場合は、《ヒトカゲ》を即リザードンexへ進化させておくと、相手の高耐久ポケモンに対抗しやすくなります。
中盤以降:アドレナブレインで主導権を取る
中盤からは《アドレナブレイン》によるテンポ維持が重要。毎ターンサポートカードを使用し、継続的に100ダメージを出し続けることで、相手に盤面構築の猶予を与えません。
相手がアタッカーを立てる前に倒し切る展開が理想ですが、状況次第では《リザードンex》に切り替え、一撃で試合を決める流れも想定しておきましょう。
《大きなマント》を装備することで、《シルヴァディ》の耐久ラインが実質的にHP150相当になり、中打点相手なら2回耐える場面も出てきます。
シルヴァディデッキの弱点と対策方法
対策されやすいポイントとその克服法
シルヴァディは毎ターンサポートを使って火力を出す設計のため、手札干渉に極端に弱いという欠点があります。《ジャッジマン》《ナンジャモ》《マーズ》といった手札破壊カードでテンポを崩されると、アドレナブレインが不発に終わり、盤面不利に直結します。
これを克服する手段としては、
- 毎ターン安定してサポートを引けるように、ドロー系を厚めに採用する
- 《博士の研究》や《グラジオ》をピンポイントで回収できるカードを入れる
など、引き直し手段の確保が重要です。
苦手なデッキタイプと対処カード
具体的に苦手なマッチアップとしては、
- コントロール系デッキ:サポート妨害+ハンド干渉で止まる
- 高耐久ロック系:アドレナブレインでは打点が届かず詰む
こうした相手には、サイドから《リザードンex》を優先展開するなど、プラン変更の柔軟性が求められます。また、環境に合わせて《ボスの指令》《ポケギア3.0》などのサブギミックを入れるのも有効です。
まとめ|シルヴァディは今こそ使うべきデッキか?
2025年6月のポケポケ環境において、シルヴァディデッキは極めて優秀な選択肢です。
主な理由としては、
- 少ないエネで高打点を連発できる「アドレナブレイン」
- 《グラジオ》との組み合わせによる事故耐性
- 《リザードンex》との2アタッカー体制による柔軟な勝ち筋
が挙げられ、アグロから中速デッキまで幅広い型に対応可能です。
もちろん、手札干渉への耐性や火力不足への対策といった課題はありますが、構築とプレイングで十分にカバー可能です。
今の環境で安定して勝ちたいなら、シルヴァディデッキは間違いなく「使い得」な1択。プレイヤースキル次第で大きく差が出るデッキでもあるので、ぜひ試してそのポテンシャルを体感してください。
コメント