『Re:ゼロから始める異世界生活』で名前が挙がりながらも、本編では多くが語られない青年――
ヨシュア・ユークリウス。
特にアニメ3期では暴食の大罪司教がヨシュアの記憶を再現しており、いつの間にか暴食の被害にヨシュアが合っているという間接的な描かれ方をしました。
この記事では、ヨシュアがいつ・どこで・なぜ姿を消したのか、そして
「死亡したのか?」「今どうなっているのか?」を、原作に基づいて分かりやすく整理します。
兄ユリウスとの関係も含め、できるだけ丁寧にまとめました。
ヨシュア・ユークリウスとは?
ヨシュアは、王国でも名のあるユークリウス家の次男。
兄はアナスタシア陣営の優秀な騎士、ユリウス・ユークリウスです。
性格は誠実で、文武ともに優秀。
騎士候補としても、文官としても立ち回れる青年で、陣営からの信頼も厚い存在でした。
ただ、ヨシュアの物語は長く描かれないまま、突然悲劇的な出来事に巻き込まれます。
ヨシュアはどこで何が起きた? ― 姿を消した日のこと
ヨシュアの人生を大きく変えたのは、原作第5章「水門都市プリステラ」での出来事です。
アナスタシアの使いとして外出した帰り道、ヨシュアは魔女教の大罪司教と遭遇します。
同行していた少年シュルトを逃がすため、ヨシュアは囮となり――
力を奪われてしまうのです。
このとき奪われたのは、ただの記憶ではありません。
ヨシュアの名前、そして本人の記憶までもが失われてしまいました。
その結果、ヨシュアは昏睡状態(意識を失ったまま)となり、
周囲の人々は彼の存在すら思い出せなくなります。
ヨシュアは死亡した?──結論:生きている、ただし…
アニメ3期ではヨシュアの記憶が奪われた描写があるのに、ヨシュアの姿が描かれないため死亡したのではないかという憶測が広がりました。
結論、ヨシュアは死亡していません。
ただ、生きていると言っても、普通の意味ではありません。
ヨシュアは今も眠ったまま意識を取り戻していない状態です。
それだけでなく、彼の名前と記憶が奪われているため、
作中の多くの人は彼の存在を思い出すことすらできない状況にあります。
これは非常に深刻で、作中でも「最も重い被害」のひとつとして描かれています。
ヨシュアのその後──現在の扱い
ヨシュアは事件後、アナスタシア陣営によって大切に保護されています。
ただし、原作・アニメともに、
その後の回復や目覚めはまだ描かれていません。
つまり現在のヨシュアは、
- 意識は戻っていない
- 名前も記憶も奪われたまま
- 復活の方法も明らかでない
という「完全に物語が止まっているキャラクター」でもあります。
ユリウスとの関係──兄が失った“弟の痕跡”
ヨシュアが悲劇なのは、本人の意識が失われたことだけではありません。
兄ユリウスでさえ、ヨシュアの存在を思い出せなくなっているという点です。
本来なら最も近しい家族であるはずなのに、
「弟がいた」という記憶すら霧のように失われている。
この描写は、読者にも深い衝撃を残しました。
それでもユリウスは、作中で説明のつかない“喪失感”を抱えています。
その感覚は、いつかヨシュアの帰還へとつながる伏線のようにも感じられます。
ヨシュアは復活する? ― 希望はあるのか
ヨシュアの回復については、まだ原作に確定的な描写はありません。
ただし、希望がないわけではありません。
- 奪われた「名前」と「記憶」は、取り戻せる可能性が示唆されている
- 同じ被害者で回復したケースもある
- 兄ユリウスや仲間たちが影響を受け続けている(扱いが伏線的)
とくにヨシュアは物語的に“消えて終わりのキャラクター”とは考えにくく、
再登場の余地・復活の可能性は十分に残されていると言えます。
まとめ:ヨシュアは生きている。物語はまだ終わっていない
- ヨシュアは原作第5章で「名前」と「記憶」を奪われた
- 現在は昏睡状態で、目覚めていない
- 死亡ではないが、生きているとも言い切れないほど深刻
- 兄ユリウスの“喪失感”が伏線になっている可能性あり
- 復活の可能性は残されているが未描写
ヨシュアの物語はまだ途中で、続きは今後の展開に託されています。
静かに眠り続ける彼がいつか目を覚ますのか――。
その瞬間は、きっと物語に大きな意味をもたらすはずです。



コメント