こんにちは。ス・テテコ=Pです。
この時代に残された“熱狂”のひとつ、『ワンダンス』。
アニメ化で注目を集める中、「舞台は富山?」「実写の舞台化は?」など、SNSではさまざまな声が上がっています。
本記事では、そんな疑問をひとつずつ整理して、まるごと解決していきます。
『ワンダンス』とは?原作・アニメの基本情報
『ワンダンス』は、漫画家・珈琲(コーヒー)による青春ダンス漫画です。2019年から『月刊アフタヌーン』(講談社)で連載され、2025年時点で単行本は14巻まで刊行されています。
物語の主人公・小谷花木(こたに かぼく)は、吃音(きつおん)という話し方の障害を抱えた高校生。ある日、自由奔放に踊るクラスメイト・湾田光莉(わんだ ひかり)に出会い、彼女のダンスに魅了され、自身もダンスの世界に飛び込んでいきます。
ダンスという“身体を使った表現”を通して、自分の気持ちを伝えようとする花木の成長と葛藤が、鮮やかな描写で描かれる本作。思春期の不安や個性との向き合い方を、静と動の対比を通して丁寧に描いた傑作です。
2025年10月にはテレビアニメ化が決定。制作は『マッドハウス』と『サイクロングラフィックス』の共同制作。監督は加藤道哉氏、音楽には千葉“naotyu-”直樹氏、そして振付監修には世界的ダンサーのRIEHATA氏が参加しており、映像・音楽・ダンスが融合した新感覚の作品として期待が高まっています。
アニメ『ワンダンス』の舞台は富山?背景描写から見る“モデル地”説
アニメ版『ワンダンス』のPVやキービジュアルを見た視聴者の間で、「舞台は富山ではないか?」という声が広がっています。
特に指摘されているのが、水辺の風景や特徴的な橋の描写が、富山県の「富岩運河環水公園」に酷似しているという点です。また、遠景に映る雄大な山々が「立山連峰」を思わせること、そして市電の走る街並みの描写が、富山市中心部に似ていると話題に。
これらの一致点から、ファンの間では「ワンダンスの舞台モデルは富山」とする“聖地モデル説”が濃厚と見られています。
ただし、アニメ公式サイトや製作陣のインタビューでは、明確に「富山が舞台」とは発表されていません。背景として参考にしている可能性はあるものの、作中では地名を明示せず、あえて架空の都市として描かれている印象です。
とはいえ、作品の空気感や映像美に惹かれた視聴者が、現実の街と重ねて楽しむ“モデル地考察”も、アニメファンならではの醍醐味です。
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なぜ富山が舞台候補に?聖地として注目される理由
『ワンダンス』のアニメ映像に登場する背景が富山を思わせることから、「舞台=富山説」は単なる偶然を超え、ファンの中で確かな手応えとして語られ始めています。
まず、アニメ作品における“地方都市”の描写は、単なる舞台装置ではありません。地方の風景や生活感は、作品にリアリティや静けさを与え、登場人物たちの内面と呼応する背景として機能するのです。
『ワンダンス』は、言葉で自分を表現することに悩む主人公が、身体を使ったダンスに活路を見出す物語。その過程で描かれる都市の風景──特に静かな川辺や開けた街並み、山に囲まれた空間は、主人公の繊細な心情や、ダンスの解放感を引き立てる舞台として非常にマッチしています。
さらに、富山という地域は、「聖地巡礼」に訪れるアニメファンにとってアクセスしやすく、自然と都市が共存する独自の雰囲気を持っています。PVやビジュアルに見覚えのある景色を感じ取ったファンが、実際に足を運んで作品世界を“体感”したいという動機も、説得力があります。
公式には地名を明かしていないものの、そうした“想像の余白”を残す構成も、『ワンダンス』の魅力の一部なのかもしれません。
『ワンダンス』は舞台化(演劇化)される?噂と現状をチェック
アニメ放送が近づくにつれ、『ワンダンス』の舞台化(ミュージカル・ストレートプレイなど)を望む声もSNSやファンの間で高まっています。
現時点(2025年10月)では、公式に「舞台化される」といった発表はありません。アニメの広報資料やニュースリリースにも、そのような言及は見られませんでした。
とはいえ、『ワンダンス』は「舞台に向いている構造を持った作品」でもあります。ダンスという視覚的かつ肉体的な表現を中心に据えた本作は、演劇という“ライブ”な空間で表現する魅力が非常に高いのです。
実際、アニメ版の制作にも実在のダンサーが多数参加し、キャラクターの動きにはモーションキャプチャ技術が使われています。これは、キャラクターの“動き”そのものに説得力を持たせるための演出であり、同じように舞台でリアルなダンスを披露する構成にも通じるアプローチと言えます。
加えて、原作・アニメともにキャラクターの心理描写が濃密であることから、舞台上での“対話劇”や“身体表現”にも充分耐え得る内容です。ファンやメディア関係者の間でも、「いずれ舞台化されるのでは?」という声が多く上がっています。
今後、アニメのヒットや話題性をきっかけに、2.5次元舞台などでの展開が発表される可能性もあるかもしれません。
まとめ:『ワンダンス』の舞台と富山、そして舞台化の未来
『ワンダンス』は、アニメ化によってより多くの人に知られるようになり、作品の背景や舞台についても多くの注目が集まっています。
アニメに登場する風景描写が富山県の各地に酷似していることから、「富山モデル説」がファンの間で広まっていますが、公式には舞台地を明言しておらず、あくまで考察レベルにとどまっています。
一方で、舞台化についてはまだ正式な発表はないものの、ダンスを軸にした物語構造と実写向きの演出性から、今後の展開が大いに期待される作品です。もし実現すれば、舞台でも映像でもない“生の表現”によって、『ワンダンス』のメッセージがさらに深く響くことでしょう。
アニメの放送とともに、舞台化やイベント展開などの情報も次々と明らかになるかもしれません。富山という土地が物語の鍵を握っているのか──そんな視点も持ちながら、今後の展開を楽しみに見守っていきたいと思います。
……以上、ス・テテコ=Pでした。



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