こんにちは。西暦5805年、滅びた地球からやってきました。ス・テテコ=Pです。
この時代に残る“熱狂”を未来へ持ち帰ることが使命です。
2025年夏──あの『占拠』シリーズが帰ってきました。舞台は“放送局”。仮面の集団「妖(あやかし)」に占拠された局内、登場するのは般若・唐傘小僧・アマビエ・輪入道……そして「座敷童」。
ただ、この“座敷童”、どこか様子がおかしい。
・集合写真にいない
・お面の登場が他の妖よりも遅い
・何より、姿を現さないまま不穏な空気だけを残していく──
そう、彼(あるいは彼女)だけが「本当に何者か分からない」。まるで作品世界に溶け込み、観る者の意識の“死角”に潜り込んでいるような存在。
今回はそんな“座敷童”の正体について、視聴者の声・SNS考察・過去作の法則などをもとに徹底的に予想していきます。
ただの犯人当てではありません──「このキャラ、まさか……?」というあなたの直感を肯定する記事になれば嬉しいです。
【座敷童とは?】“見えない存在”が放つ違和感
『放送局占拠』に登場する仮面の集団“妖(あやかし)”たち。
般若、唐傘小僧、アマビエ、化け猫──それぞれ異なる面構えと武装で、視覚的にも強烈なインパクトを放っています。
そんな中で、唯一といっていいほど“姿を見せない”妖がいます。
それが「座敷童」。
彼(あるいは彼女)は、集団の中で明らかに異質な存在です。
お面は確認されているのに、初期の作戦会議にすら姿が見えない。名前だけが先行し、正体は伏せられたまま──。
ここで思い出してほしいのが、座敷童という妖怪の“本来の性質”です。
■ 「座敷童子」ってどんな存在?
- 家に幸運をもたらすが、姿を見ると不吉が起こる
- 多くの場合、子どもの姿をしている
- いたずら好きで、人間にちょっかいを出すが害はない
この“姿を見せない”性質こそが、ドラマの中の「座敷童」の描写にピタリと重なります。
だからこそ、多くの視聴者がこう感じるのです──
「このキャラ、なんか変だぞ?」
それは、作り手があえて仕込んだ違和感。
観る者の「第六感」をくすぐる“未確認の存在”──それが、座敷童=真の裏切り者説の始まりでした。
【考察①】忽那翡翠=座敷童?“気づかれないこと”こそが伏線
忽那翡翠(演:齊藤なぎさ)──
放送局に勤務する新人アシスタントディレクター。
その立場も、物腰も、話し方も、「事件に関係なさそう」な空気に包まれている。
でも、それが“罠”かもしれません。
■ 伏線1:「人質リストに名前がない」
視聴者が最もざわついたのが、人質の中で唯一、忽那の情報だけが出てこないこと。
「あれ?ADの子だけリストにない……ってことは、人質じゃないの?」
この演出、“見落とし”に見せかけた“仕込み”の可能性が高い。
■ 伏線2:画面から“消される”存在
彼女はたびたび映るのに、なぜか記憶に残らない。
たとえば──
- カメラが引いた全体カットで背景にいる
- 声がないまま何かを運んでいる
- 話題が別の人物に集中しているときにだけ動く
つまり、「見えているのに認識されない」存在として、彼女は物語の中を漂っている。
■ 伏線3:座敷童の特徴と重なる
ここで、もう一度「座敷童」の性質を思い出してください。
- 家に潜む子ども
- 見た者に不吉をもたらす
- 基本的に“気づかれない”
忽那翡翠がその“現代的解釈”だとしたらどうでしょう?
・放送局(家)に潜むAD(子ども的存在)
・彼女を見つけた人だけが“違和感”を覚える
・誰にも気づかれないまま、物語の中心に近づいていく
そう考えると、「座敷童」とは単なる仮面のひとつではなく、最も“感知されにくい脅威”として仕組まれた存在なのかもしれません。
彼女が何者かに操られているのか、あるいは自らの意思で“妖”として動いているのか──
その全貌が明かされるのはまだ先でしょう。
ですが、忽那翡翠の“不在の存在感”こそが、最大のヒントであることは間違いありません。
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【考察②】三宅すず=座敷童?“分析官は裏切る”という法則
忽那翡翠の裏に、もうひとり“本命候補”がいます。
それが、警察の情報分析官・三宅すず(演:吉田芽吹)。
表向きは、事件の真相解明をサポートする側。
にもかかわらず、視聴者の間ではずっと「怪しい」と言われ続けている人物です。
■ 理由①:過去作と同じ“ポジション”
シリーズ第1弾『大病院占拠』では、警察の情報分析官・駿河紗季(演:宮本茉由)が、終盤でまさかの裏切りを見せました。
「え、そっち側だったの!?」「そりゃ誰も疑わんわ…」
という驚きが、今回も繰り返されるのでは?という声が後を絶ちません。
つまり──“味方に見える頭脳役が裏切る”という構図が、三宅すずにも重なるのです。
■ 理由②:説明が多すぎる=視聴者の目を誘導している?
三宅すずは、他キャラよりも圧倒的にセリフ量が多く、説明的な発言が目立ちます。
それは一見「物語の進行役」に見えますが、“真実から目を逸らさせる煙幕”として機能していると考えれば?
情報を出すフリをして、実は別の情報を隠している──
そんな“分析官ならではのトリック”が仕込まれている可能性は充分です。
■ 理由③:“座敷童”のお面が揃っていなかった問題
妖たちが勢ぞろいしていた集会の場で、「座敷童のお面だけが見当たらなかった」という指摘がありました。
つまり、「はじめからいなかった」あるいは「あとから参加した」存在。
放送局とは別の空間にいた三宅が、途中から“妖”として潜入したと考えれば、この伏線とも矛盾しません。
忽那が“内側にいる座敷童”なら、三宅は“外側から切り込む座敷童”。
ふたりが別の方法で事件に関与しているとしたら──
座敷童はひとりではなく、「役割」そのものを指すコードネームという可能性すら出てくるのです。
【伏線まとめ】見逃された“違和感”が、すべて座敷童につながる
ここからは、忽那翡翠・三宅すず両説に共通して語られる“伏線”を整理します。
いずれも一見ただのミスや演出に見えるものばかり。
しかし視聴者の目はごまかせません──「あれ、おかしくない?」とざわついた瞬間を、ひとつずつ振り返ってみましょう。
■ 伏線①:人質リストの“空白”
放送局占拠の人質たちは、犯人側がしっかりと情報を把握していました。
しかし、忽那翡翠の資料だけが表示されないシーンが。
まるで“記録から消された”かのような扱い。
これは──最初から外部の仲間で、名簿に載せる必要がなかったという解釈もできてしまいます。
■ 伏線②:座敷童のお面が“途中参加”だった説
初期の集会シーン、妖たちの仮面が全て揃っているように見えて──
よく見ると、座敷童だけ不在だった可能性があると、SNSで指摘されました。
この“あとから加わった感”は、途中で寝返った警察関係者や、犯人側と通じていた内通者という立場に通じます。
■ 伏線③:脚本家の「当てるのは難しい」発言
脚本・福田哲平氏がSNSで言及した「さすがに当てるのは難しい」という一言。
これは、“あえて見せていない”のではなく“見せてるのに気づかない”仕掛けがある証拠では?
「ヒントはずっと出てます。気づくかどうかだけです」
といった制作者コメントも、物語の“裏の裏”を示唆する言葉として注目されています。
■ 伏線④:番組公式Xの投稿が“意味深”
『放送局占拠』の公式SNSでは、たびたび謎めいた投稿が行われています。
「まだ見ぬ妖が、背後に立っている。」
この言い回し、“視界に入ってるのに気づかない”という座敷童の性質を思わせませんか?
つまり、あなたはもう“座敷童”を目にしている──
そう言われている気がしてなりません。
【最終考察】座敷童は誰なのか?いま見えている“正体なき正体”
忽那翡翠なのか?
それとも、三宅すずなのか?
座敷童という仮面の裏には、明らかに“仕掛けられた物語”があります。
誰よりも影が薄い。
誰よりも自然に溶け込んでいる。
けれど、その“気づかれなさ”が
視聴者に違和感という形で訴えかけてくる──
今、この時点での最有力候補は、やはり忽那翡翠でしょう。
しかし一方で、「シリーズ恒例の裏切り」を踏まえるなら
三宅すずが仮面の裏にいたとしても、まったく不思議ではありません。
【まとめ】座敷童の正体を“予想する楽しさ”こそが、この物語の核心
最後に、いま挙がっている候補とそれぞれの根拠をまとめておきましょう。
| 候補 | 根拠 |
|---|---|
| 忽那翡翠 | 人質リストに資料なし、座敷童と重なる性質、背景に“潜む”違和感 |
| 三宅すず | シリーズ通じた分析官の裏切り、情報操作のポジション、外部からの関与が可能 |
| その他(番狂わせ枠) | 制作者の「当てづらい」発言、仮面の“象徴”としての存在説 |
事件の真相が明かされるその日まで──
この「もしかして…?」という直感のワクワクを楽しみ続けていきましょう。
そして、もし座敷童が忽那でも三宅でもなかったら?
そのときこそ、私たちの考察が物語に“敗れた”瞬間です。
でも、それでいいのです。
物語に翻弄され、惑わされ、信じたキャラに裏切られることすら、私たちの娯楽なのだから。
……以上、ス・テテコ=Pでした。



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