『エイリアン:アース』を見ていると、
- シリーズのどこに位置するの?
- 過去作を見ていなくても大丈夫?
- 相関図や勢力がややこしい…
そんな不安が少しずつ積み重なっていくかもしれません。
エイリアンシリーズは「作品順」と「物語の時系列」がズレているうえ、
『アース』は“過去作とゆるく繋がりながら、別ラインとして描かれる”という特殊な立場にあります。
この記事では、シリーズ初心者でも迷わないように、
- 『アース』の位置づけ
- 初心者向けの時系列(年表)
- 最低限知っておくべき3つのポイント
- 主要キャラ&勢力の相関図
- 過去作とのつながり(必要な部分だけ)
- おすすめの視聴順
を、シンプルにまとめています。
『エイリアン:アース』はシリーズのどこ?【まず結論】
『アース』は、2120年──
シリーズ第1作(1979)の“わずか2年前の地球”を描く物語です。
時系列上は、
プロメテウス(2089)
→ コヴェナント(2104)
→ アース(2120)
という流れにつながります。
ただし『アース』は過去作の設定を深く引き継いでおらず、
「つながってはいるが、知らなくても理解できる」という独立性があります。
【年表】エイリアンシリーズを初心者向けに“ざっくり整理”
細かい設定をいったん置いて、
“何がいつ起きたか”だけをシンプルにまとめるとこうなります。
| 年代 | 作品 | 出来事 |
|---|---|---|
| 2089年 | プロメテウス | ゼノモーフの源流につながる古代の謎 |
| 2104年 | コヴェナント | AI・デヴィッドが“起源”に関与 |
| 2120年 | エイリアン:アース | 初めて地球でゼノモーフ事件 |
| 2122年 | エイリアン(1作目) | ノストロモ号が遭遇 |
| 2142年 | エイリアン:ロムルス | 2と3の間の物語 |
| 2179〜 | エイリアン2/3/レザレクション | リプリーの物語が続く |
この年表の“2120年”が今回の『アース』です。
地球を舞台にしたのは、シリーズ史上初。
ここが本作が特に注目される理由のひとつです。
『アース』を見る前に知っておくべき“3つだけ”
難しい設定は必要ありません。
初心者は、この3つだけ理解していれば十分です。
① ゼノモーフ(黒い怪物)は“説明されない存在”
起源は作品ごとに揺れますが、
『アース』では深く語られません。
「説明できないものと出会った恐怖」がテーマです。
② シンセ(合成人間)=人間に近いロボット
外見は人間と同じ。
『アース』では、このシンセが“感情を持ちはじめている”描写があります。
③ 2120年の地球は“国家が崩れ、企業が支配する世界”
・プロディジー社
・ウェイランド・ユタニ
など、複数企業が地球の制度を握っています。
この企業構造が、物語全体の“圧”となる仕組みです。
【相関図】主要キャラと勢力をやさしく整理
細かい人物紹介よりも、“どことどこが対立しているか”が分かればOK。
(※あなたのサイトのデザインに合わせて、ここに画像を入れられる構成にしています)
- ウェンディ…少女の身体に、大人の科学者の意識が移植された存在
- カイ…現実世界側での“庇護者”
- 企業勢力(プロディジー社・ウェイランド・ユタニなど)
- ゼノモーフ…地球に現れた“未知の生物”
- シンセ(合成人間)…企業が管理する人工生命
本作の恐怖は、
「人間」×「企業」×「異種存在」
この3つが触れてはいけない領域で交わることから生まれます。
過去作との“つながり方”を初心者向けに
ここがもっとも混乱しやすいポイントですが、
初心者向けにシンプルに言うとこうなります。
■ 『アース』は、プロメテウスやコヴェナントの“直接の続編ではない”
時系列は並んでいますが、
細かな設定は引き継がれません。
だから、見ていなくても全く問題ありません。
■ テーマも大きく違う
- プロメテウス/コヴェナント…“起源を説明する神話”
- アース…“日常に侵食してくる恐怖”
位置づけは近いけれど、目指している方向は別物です。
なぜ『アース』だけ地球が舞台なのか?
シリーズの中でも大きな転換点です。
- 恐怖が「遠い宇宙」から「私たちの足元」へ移動するため
- 企業国家という新しい世界観を描くため
- 1作目(1979)に地続きでつながる場所に戻すため
地球という舞台は、“現実と物語が接続する”という意味を持っています。
初心者におすすめの視聴順(2025年版)
シリーズが複雑なので、最初にどれを見るかで理解しやすさが大きく変わります。
■ 初心者向け・わかりやすさ重視
- エイリアン(1979)
- エイリアン2
- エイリアン:アース
- プロメテウス
- エイリアン:コヴェナント
理由:
原点 → 最新解釈 → 起源の順で、迷わず並べられる。
まとめ:『アース』は“地球に恐怖を戻す物語”
この記事で押さえておいてほしいのは、たった1つ。
『エイリアン:アース』は、第1作の2年前に起きた「地球での最初の事件」。
シリーズの神話とは少し距離を置きながら、
エイリアンという“説明できない恐怖”を、もう一度私たちの目の前に引き戻す物語です。
エイリアンシリーズを「これから楽しみたい人」にとって、
ひとつの地図として役立つはずです。
【まずは内容を知りたい方へ】1~3話のネタバレ感想をまとめて読めます。



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