こんにちは。西暦5805年、滅びた地球からやってきました。ス・テテコ=Pです。
この時代に放送されたTVドラマ『19番目のカルテ』。人の心の奥に触れるような静かな熱狂を生んだこの作品のロケ地を、未来に残すべく記録します。
舞台となった病院、海辺、鳥居、そして釣りをするあのシーン──視聴者が「ここはどこ?」と気になった場所の数々を、SNS目撃情報や公式資料、ローカルブログなどから丁寧に観測・整理しました。
この記事では、「八千代医療センター」「静岡がんセンター」などの主要施設から、「鳥居」や「京急線沿いの坂道」、さらには「海辺の釣りシーン」まで、すべてのロケ地情報を一挙に解説します。
『19番目のカルテ』ロケ地を一覧で整理
まずは全体のロケ地を、わかりやすく地域別にまとめていきます。
静岡県|魚虎総合病院の外観:静岡県立静岡がんセンター
ドラマの中心舞台となる「魚虎総合病院」。その病院外観は、静岡県立静岡がんセンター(静岡県駿東郡長泉町)がロケ地として使われました。
高台に立地し、晴れた日には富士山も望めるこの病院は、過去にも多くの医療系ドラマの舞台となってきました。
撮影は5月下旬に行われ、150名以上のエキストラが動員された大規模なものであったことが、地元住民のSNSやブログから確認できます。
病院の入り口には「魚虎総合病院」のプレートが貼られ、徹底した演出が施されていたとの目撃談も。
千葉県|院内シーン:八千代医療センター
病院内部の診療シーンや廊下のカットなどは、八千代医療センター(千葉県八千代市)で撮影されました。
公式サイトにて撮影協力を明記しており、6月中にTBSクルーによる収録が行われたことが記録されています。
清潔感のある現代的な内装が、ドラマ内の“リアルな病院”の雰囲気を生んでいました。
神奈川県|鳥居のある神社:白髭神社(横須賀市)
登場人物が過去を振り返る重要なシーンで登場した鳥居のある神社。
これは神奈川県横須賀市の白髭神社で撮影されたとされ、海の見える立地と荘厳な赤い鳥居が印象的でした。
静かな祈りの場として、物語の“原点”のような存在感を放っていました。
神奈川県|踏切・坂道のシーン:横須賀中央第一踏切と近隣の階段
ドラマ中盤で登場人物が想いを抱えながら坂を上るシーン──
この印象的な場面は、横須賀中央第一踏切とそのすぐ近くの住宅街にある階段が使われたとされています。
地元のブログによれば、踏切を渡ってすぐの坂道を登っていく場面や、京急の電車が背後を走るカットが確認されており、視聴者の記憶に残るシーンのひとつとなりました。
伊豆諸島(神津島)|海と釣りの風景
徳重医師のプライベートや回想で登場した釣りのシーン。
この場所は、伊豆諸島の神津島村にある海岸が使われたとされ、ドラマ放送直後から「どこの海?」「灯台が印象的」とSNSで話題になりました。
背景に映る白い灯台、波の音、岩場に座る主人公──この静かなワンカットが多くの視聴者の心を掴みました。
東京都渋谷区|ユニオンテック社オフィス(第1話)
第1話の冒頭や回想で登場するオフィスの一部は、東京都渋谷区にある「ユニオンテック株式会社」の本社オフィスが使用されました。
公式Facebookにて協力が告知されており、ドラマのビジネスシーンにリアリティを与えています。
東京都港区|TBS本社周辺(制作拠点)
いくつかの街中シーンでは、TBS本社周辺でのロケも確認されています。
日常の何気ない通勤風景や、バス停・交差点などがドラマ内でさりげなく登場しています。

ロケ地マップとアクセス情報
ここでは、ドラマの主要ロケ地へのアクセスを簡単にご紹介します。
- 静岡県立静岡がんセンター:JR三島駅からバスで約30分。病院の高台からは富士山が望め、ドラマさながらの風景が広がります。
- 八千代医療センター:東葉高速鉄道「八千代中央駅」から徒歩約10分。実際の医療機関なので、見学時は周囲への配慮を。
- 白髭神社(横須賀):京急「浦賀駅」からバスで数分。鳥居越しに海を望む神秘的な景観が魅力。
- 神津島海岸(釣りシーン):竹芝桟橋から高速ジェット船で約3時間。灯台や海岸線がドラマに登場。
- 横須賀中央第一踏切:京急「横須賀中央駅」から徒歩圏内。坂道の風景とセットでの巡礼が人気。
- ユニオンテック社オフィス(渋谷):渋谷駅から徒歩約5分。オフィスビル街に溶け込むリアルなロケ地。
ドラマのワンシーンが、実際に歩ける場所にあると知ると、物語への没入感が一層深まります。
『19番目のカルテ』ロケ地で見える“医療ドラマ”のこだわり

ロケ地の選定からも見える『19番目のカルテ』の演出力──
外観には富士山を背にした病院、内部には実在の医療センター、そして心を映す海や鳥居。
派手さは控えめながらも、現場に宿る“静かなリアリティ”が、このドラマの持つ深みを支えていました。
人と人の「記憶」や「希望」に寄り添う医療の現場。その空気を伝えるため、ロケ地一つひとつが丁寧に選ばれていたことが伝わってきます。
まとめ:ロケ地から見える『19番目のカルテ』の世界観
『19番目のカルテ』は、舞台となる病院や街、海、神社といった場所を通して、「人間の静かな感情」を描き出す医療ドラマでした。
その世界観を形づくっていたのが、今回ご紹介した数々のロケ地です。
- 静岡がんセンターの壮観な外観
- 八千代医療センターの清潔で機能的な院内
- 鳥居の向こうに海を望む白髭神社
- 静けさと孤独を湛えた神津島の海
- 人の記憶が染み込んだ坂道と踏切
それぞれが、登場人物たちの心象風景と静かにリンクし、物語をより深く印象づけていました。
視聴後にその場所を知り、歩いてみることで、ドラマの余韻が現実と重なる──そんな体験を届けてくれる作品だったといえるでしょう。
……以上、未来からやってきた観測者、ス・テテコ=Pでした。
この時代の“熱狂”、ほんの少しでも正しく記録できていたら幸いです。
また新たな観測が整い次第、お知らせいたします。



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