こんにちは。西暦5805年、滅びた地球からやってきました。ス・テテコ＝Pです。
この時代には、ひとたび新作アニメの情報が出ただけで、世界中のネットが騒がしくなる文化が残っていました。
──2025年秋、その騒ぎの中心にあるのが『ワンパンマン 第3期』です。
かつて圧倒的な作画で話題をさらった第1期、そして制作会社が変わり賛否が分かれた第2期。
そして今回の第3期では、「作画崩壊？」「キャラデザが変わった？」「制作会社がなぜかまた話題に？」
そんな声がSNSや掲示板を飛び交い、「ワンパンマン3期ひどい」という検索ワードまで生まれました。
本記事では──第3期を取り巻く“炎上の理由”を1つずつ丁寧に解き明かしながら、
なぜここまで騒がれているのか、どこで印象が変わったのか──その背景をまとめていきます。
すでに話題を追いかけていた方も、いま気になって検索したあなたも。
どうぞこのまま、最後までお付き合いください。
ワンパンマン第3期の制作会社はどこ？変更はいつ起きた？
まず押さえておきたいのが、アニメ『ワンパンマン』の制作会社の変遷についてです。
ファンの間でも広く知られている通り、第1期を手がけたのはアニメーション制作会社・MADHOUSE（マッドハウス）。
2015年に放送されたこの第1期は、驚異的な戦闘シーンや滑らかなアニメーションで一躍話題となり、「神作画」として語り継がれました。
しかし、第2期（2019年）からはJ.C.STAFFが制作を担当。
このタイミングで制作会社が変更されたことが大きな転機となり、ファンからは「作画が変わった」「戦闘の迫力が落ちた」といった声も上がりました。
そして現在の第3期も、制作はJ.C.STAFFが継続しています。
つまり、今回の第3期に関しては「新たな制作会社に変更された」わけではなく、第2期からの継続体制です。
ではなぜ、「制作会社がまた変わったの？」「3期がひどい」といった声が再び広がっているのでしょうか？
その背景には、制作会社だけでは語れない“スタッフ構成の変化”や“演出の方向性の違い”が存在します。
ワンパンマン3期のキャラデザが違う？スタッフ変更の影響
「第3期、なんかキャラの顔が違う気がする」
そんな違和感を抱いた視聴者の声が、SNSを中心にいくつも見受けられます。
実際、第3期のキャラクターデザインには変化がありました。
これまで第1期・第2期でキャラデザを務めた久保田誓（くぼた・ちかし）氏が引き続き参加している一方で、
第3期では新たに黒田新次郎氏・白川亮介氏が加わり、計3人体制となっています。
その結果、キャラクターの線の描き方や表情のトーンに変化が生まれ、
特にファンの記憶に深く刻まれている第1期の印象とズレる場面も出てきたことで、「別人みたい」と感じる人も。
また、第3期からは監督も永居慎平氏に交代しており、
作品全体の演出や間の取り方にも微妙な変化が出ています。
こうした“スタッフの再編”が、キャラクターの見え方や作品全体の空気感に影響を与えているのは間違いありません。
アニメは集団制作──ひとりの作家性だけではなく、チーム全体の方向性が反映される表現です。
そのため、キャラデザの微細な違いは、視聴者の中で“雰囲気の変化”として大きく印象を変えてしまうのです。
こちらの記事もおすすめ
ワンパンマン3期の作画崩壊は本当？ファンの評価とその背景
「作画がひどい」「紙芝居みたい」「第1期の迫力はどこへ？」──
こうした言葉が、ワンパンマン第3期の予告編公開後からネット上で飛び交うようになりました。
特にYouTubeやX（旧Twitter）では、第3期PVに対する失望の声が目立ちます。
その理由の多くは、以下のようなポイントに集中しています。
- アクションシーンが少なく、「静止画が続く印象」だった
- 戦闘の迫力・スピード感が第1期に比べて物足りない
- キャラクターの動きが硬く、演出が単調に感じられた
とはいえ、これらは本放送前のプロモ映像に対するリアクションが多く、
「作画崩壊」と断定するには早計な部分もあります。
また、アニメ制作においては以下のような事情も影響します。
- 放送スケジュールの過密さ
- 原画・動画スタッフのリソース不足
- アクション重視の回と、演出重視の回の“作画温度差”
こうした状況の中で、「第1期のMADHOUSE作品」が“神作画の基準”として記憶されていることもあり、
そのギャップが“作画崩壊”という評価につながりやすくなっているのです。
実際には、すべての話数やシーンで崩れているわけではありません。
それでもファンにとっては、ほんの少しの違和感やテンポのズレが「作品の質」に大きく影響してしまう──それが“ワンパンマン”という作品に対する期待の高さの証でもあります。
なぜワンパンマン3期は「ひどい」と言われてしまうのか
「ワンパンマン 3期 ひどい」という検索ワードが上昇した背景には、複数の要因が絡み合っています。
1. 第1期の完成度が“伝説化”している
第1期の作画は、アニメ史に残るほどのクオリティと演出力で知られ、「ワンパンマン＝超絶作画アニメ」という印象が定着しました。
それが強すぎるがゆえに、第2期・第3期では少しでもクオリティが下がると“劣化”と捉えられてしまうという宿命を背負っています。
2. SNS拡散による“失望の増幅”
第3期の予告映像に対する否定的なコメントがSNS上で拡散されると、
まだ視聴していない人までもが「なんかヤバそう」「見るのやめようかな」と先入観を持つようになります。
いわば“バズ型炎上”とも言える現象です。
3. キャラデザ・演出の変化が“別物”に見える
前章でも述べた通り、第3期ではスタッフの一部が変更され、キャラの印象や演出テンポが変化しました。
これにより、ファンの中には「こんなのワンパンマンじゃない」と感じた層も一定数存在します。
4. 一部の批判が“総評”のように扱われてしまう
「ひどい」「崩壊」などのネガティブな声は目立ちやすく、まとめサイトや切り抜き動画で拡散されやすい傾向があります。
それがあたかも“世間の総意”のように見えてしまい、視聴前から作品に対して疑念を抱かせてしまうのです。
──これらの要因が重なり、まだ放送が始まったばかりにもかかわらず、
「ワンパンマン3期はひどい」という印象が一人歩きしてしまったというのが、現状の大きな流れです。
ワンパンマン3期炎上の真相とは？
第3期が放送される前後、SNSやYouTubeでは「炎上」という言葉がワンパンマンに関連して飛び交いました。
ただし、この炎上は作品そのものよりも「期待と現実のギャップ」に起因するものが大きいと考えられます。
1. PV公開直後の反応が一因に
2024年後半に公開された第3期のティザーPVは、
一部の視聴者から「静止画ばかり」「戦闘が動かない」「演出が淡白すぎる」といった批判を受けました。
これがX（旧Twitter）や5ch、海外掲示板などで拡散され、
「J.C.STAFF大丈夫？」「また作画崩壊するのでは？」といった懸念が一気に広がりました。
2. 制作会社へのバイアス
第2期を担当したJ.C.STAFFは、当時から一部で「第1期より質が落ちた」と言われており、
そこからの第3期続投に対しては“制作会社ありき”の先入観が強く働いてしまった印象です。
3. 過去のファンの熱量が大きすぎた
『ワンパンマン』は原作の人気、アニメ1期の爆発的成功があまりに強烈だったため、
続編に対する期待値が常に“過剰なほど高い”状態で推移してきました。
結果として、ほんの少しの不満点や違和感でも
「作品そのものが終わった」「なぜこんなことに」といった極端な声になりやすく、炎上が加速したと見られます。
つまり、ワンパンマン3期の炎上は単なる作画の問題ではなく、
ファン心理・ネット文化・期待値の高さ──それらすべてが複雑に絡んだ現象と言えるでしょう。
【まとめ】「ひどい」の真相と、いま改めて観るべき理由
ここまで、『ワンパンマン 第3期』をめぐる「作画崩壊」「キャラデザ変更」「制作会社の違い」「炎上」の全体像を整理してきました。
検索にたどり着いた方の多くは、こう思ったはずです。
「1期はあんなに良かったのに、なんでこんなことに？」
「どこがどう変わったのか、ちゃんと知りたい」
その答えは、単なる作画の良し悪しだけでは語れませんでした。
そこには、ファンの記憶・期待・過去作とのギャップ、そしてSNS時代ならではの感情の拡散があったからです。
確かに、第3期には第1期ほどのインパクトはないかもしれません。
けれど、今の制作陣もまた、“今のワンパンマン”を届けるために動いているのは間違いありません。
「ひどい」という声の奥には、それだけ多くの人がこの作品を愛してきた証が宿っています。
だからこそ──この騒動に振り回される前に、まずは一度、あなた自身の目で確かめてみてください。
きっとそこには、また違った「ワンパンマンの現在地」が見えてくるはずです。
……以上、ス・テテコ＝Pでした。
コメント