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リゼロ九神将一覧&全キャラ解説|セシルス・アラキア・マデリンらの能力と関係性まとめ

異世界ファンタジー風の軍団。中央に剣士と雷光。周囲に獣人少女、狐人の艶やかな女性、老忍者らの将軍。重厚な空気と戦乱の予兆を感じさせる壮大な構図。ライトノベル風、色彩は青と金を基調に。 アニメ/漫画
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『Re:ゼロから始める異世界生活』(通称リゼロ)において、神聖ヴォラキア帝国の象徴とも言える存在──それが「九神将」です。

個性豊かな面々が揃うこの最強集団、登場当初は「敵か?味方か?」と混乱した人も多かったのではないでしょうか。

しかも彼らの言動は章を追うごとに変化し、“裏切り者”とまで呼ばれたキャラが、実は誰よりも忠誠心に篤い存在だった…なんてことも。

この記事では、そんな九神将の最新情報を整理し、各キャラのプロフィール、能力、関係性、そして「なぜ彼らは戦ったのか」を改めて紐解いていきます。

情報は2025年時点の内容をもとに整理しており、これまで語られてきた“古いイメージ”をアップデートする内容になっています。

戦乱のヴォラキアで、彼らが選んだのは裏切りだったのか、それとも忠誠だったのか──

さあ、ヴォラキア帝国の“真実”を見ていきましょう。

リゼロ九神将とは?──ヴォラキア帝国の精鋭たち

リゼロの物語における「九神将」とは、南方にある大国「神聖ヴォラキア帝国」の軍事制度において、頂点に君臨する九人の最強戦士たちのことを指します。

ヴォラキア帝国は「力こそ正義」という思想が徹底された国家であり、強さを証明した者が軍の階級を駆け上がり、最終的に「一将(いっしょう)」にまで登りつめた者が、九神将に名を連ねることになります。

つまり九神将は、名誉職でも象徴でもなく、実際に戦場で力をふるう“超エリート戦士”集団。

その強さとカリスマ性から、ヴォラキア国民の間ではまさに「神」に等しい尊敬を受けています。

また、彼らは単に力自慢の集まりではありません。人間、亜人、獣人、鋼人など種族の多様性もあり、それぞれが独自の技術や思想を持ち、ヴォラキアという強国を支えてきました。

物語上では、特に第七章以降でその存在感を大きく増しており、スバルたちとの接触や共闘、敵対など、物語の転機に関わる存在として描かれています。

かつては「敵」として登場した彼らが、いかにしてスバルたちと関わっていったのか──

その答えは、彼らの“強さの奥にある信念”にこそあるのです。

【画像付き】九神将一覧&序列

神聖ヴォラキア帝国において、一将の中でも選び抜かれた9人だけが「九神将(きゅうしんしょう)」の称号を得ることができます。

以下の表では、序列順に九神将の名前・種族・通称・特徴を一覧でまとめました。番号が若いほど序列が高く、戦功や実力を反映しています。

序列 名前 通称/特徴
壱(1) セシルス・セグムント 青き雷光/双剣使いの最強剣士
弐(2) アラキア 精霊喰らい/凶暴な犬人族の少女
参(3) オルバルト・ダンクルケン 悪辣翁/老獪な忍びの長
肆(4) チシャ・ゴールド 白蜘蛛/皇帝の影武者
伍(5) ゴズ・ラルフォン 獅子騎士/誠実な軍人タイプ
陸(6) グルービー・ガムレット 呪具師/ハイエナ人の暗器使い
漆(7) ヨルナ・ミシグレ 極彩色/艶やかなる魂婚術師
捌(8) モグロ・ハガネ 鋼人/物理最強の巨体戦士
玖(9) マデリン・エッシャルト 飛竜将/雲海の竜巣育ちの少女

次章からは、それぞれのキャラについて個別に深掘りしていきます。

【キャラ別】九神将プロフィールと能力・性格

壱:セシルス・セグムント

ヴォラキア帝国が誇る“最強の剣士”、そして九神将の頂点に立つ男──それがセシルス・セグムントです。

「青き雷光(あおきらいこう)」の異名で知られ、その俊敏な動きと雷のように鋭い剣技から、帝国内でも“最も恐れられた存在”とされています。

その実力は、あのラインハルト・ヴァン・アストレアに“龍剣を抜かせた”という伝説を持つほど。

装備しているのは双剣「夢剣マサユメ」と「邪剣ムラサメ」。この2本の魔剣を自在に操るスタイルは、戦場ではまさに疾風怒濤。

ただし性格はというと、驚くほど子どもっぽく自己中心的。自分を「物語の主演」と公言して憚らず、時にスバルを呆れさせます。

しかしその裏には、戦士としての誇りと美学、そして「己の物語を完遂する」という強い意志が見え隠れします。

スバルとの出会いにおいては当初敵対関係にありましたが、彼の芯を見抜いたあとは、微妙ながらも信頼を寄せるように変化。

その関係性の変遷は、まさに“リゼロ的”な人間模様のひとつといえるでしょう。

⇒セシルスの個別解説はこちら

弐:アラキア

九神将の中でも異質な存在感を放つ、獣人族の少女──それが「アラキア」です。

その姿はあどけない子供のようですが、戦場では精霊の力を喰らい、軍勢を丸ごと焼き払うほどの凶悪な能力を持っています。

異名は「精霊喰らい」。その名の通り、火・水・風といった周囲の精霊を喰らうことで、その力を自身の身体に宿し、破壊的な戦闘スタイルへと変貌します。

火の精霊を喰らえば燃え尽きぬ炎を操り、水ならば自在に泳ぎ、風ならば姿を消して敵陣を翻弄──
ただし、代償として自身の魂がすり減るという“両刃の剣”でもあります。

実際、過去には四大精霊「ムスペル」の力を喰らおうとした結果、片目を失う重傷を負ったことも。

性格面では非常に未熟で、セシルスへの嫉妬や、トッドに子供扱いされることへの苛立ちなど、精神的には不安定な面も見せます。

第七章ではスバル陣営の前に立ちはだかり、読者からは“三大ヘイトキャラ”のひとりとして語られることもありました。

しかし、乳姉妹の命を守るために自らの片目を差し出した過去や、レムに向けて「鬼は仲間」と語る一幕からは、単なる暴力衝動だけではない内面の複雑さが垣間見えます。

彼女の“力と未熟さ”は、ヴォラキアという国家の狂気そのものを象徴しているのかもしれません。

参:オルバルト・ダンクルケン

「悪辣翁(あくらつおう)」──その異名に違わぬ、狡猾さと戦術眼を併せ持つ老将が、オルバルト・ダンクルケンです。

年齢はなんと90歳を超える高齢でありながら、戦場では若者すら凌ぐ俊敏さと狡知を発揮。低身長で腰の曲がった体躯に騙されると痛い目を見ます。

彼の得意技は“シノビ”としての技術。体術で打撃の衝撃を逃がす、視界から瞬時に消える、オド(魔力)に干渉して敵を幼児化する──といったトリッキーで恐ろしい能力を持ちます。

外見こそ穏やかですが、内面は冷酷かつ無慈悲。敵には容赦なく、味方にも目的のためなら非情な判断を下す厳しさがあります。

とはいえ、戦術家としての評価は高く、九神将の中でも「話の通じる」数少ない存在。

スバルたちとの接触時にも、理が通れば交渉の余地を見せる一面もあり、その柔軟さが彼の恐ろしさをより際立たせています。

登場時は“敵”としての立ち位置でしたが、その真価は「戦いを通じて何を成そうとしているのか」という部分にあります。

まさに、ヴォラキアの知略を体現する“老人の狂気”──それがオルバルトという男です。

肆:チシャ・ゴールド

「白蜘蛛」と呼ばれる九神将の影の存在、チシャ・ゴールド。

他の神将が“戦場での力”で名を馳せる中、チシャは知略と擬態によってヴォラキア帝国の闇を支える“影の皇帝”として知られています。

彼女の最大の役割は「皇帝の影武者」。見た目も声も話し方も、ヴィンセント本人と寸分違わず模倣することが可能で、思想や発言までも完璧にトレースしてみせます。

この「完全な擬態」は、秘術によるものとも、カペラ・エメラダ・ルグニカによる“権能”の影響とも言われていますが、詳細は明かされていません。

また戦闘能力自体はそれほど高くないとされるものの、判断力・演技力・精神力は九神将随一。まさに“生ける知能兵器”とも言うべき存在です。

ウビルクとの意味深なやり取りや、ヴォラキア内政への影響力の大きさなど、その正体にはいまだ謎が多く、読者の間でも多くの考察が飛び交っています。

ある意味で、最も“戦わない”九神将。そして、最も“恐ろしい”九神将。

その存在は、戦場ではなく、国家という巨大な舞台でこそ真価を発揮するのかもしれません。

伍:ゴズ・ラルフォン

質実剛健──この四文字がこれほど似合う男が、他にいるでしょうか。

ゴズ・ラルフォンは、派手な異能も亜人特性も持たない“ただの人間”でありながら、軍人としての忠誠、規律、戦場統率力で九神将・伍の座に上り詰めた異色の存在です。

その生い立ちは、ヴォラキアの下級兵士から始まり、愚直なまでの努力と実直な性格で着実に階級を上げ、やがて神将の座に。

他の九神将が“個”の強さを誇るなら、ゴズは“軍”の強さを引き出す指揮官。
皇帝ヴィンセントからも「セシルス以上に戦争では脅威」と評価されるほどの指揮能力を持ち、軍人としての鑑とされています。

性格は極めて真面目で、冗談も通じないレベルの堅物。
その一方で仲間からの信頼は厚く、部下思いの上司として尊敬されています。

ただし、“素直すぎる”という欠点もあり、策略や演技には向かず、皇帝からも「陰謀には関与させない方がいい」と言われるほど。

九神将という枠の中でも、“現実的な理想の軍人”を体現する存在。それがゴズ・ラルフォンなのです。

陸:グルービー・ガムレット

九神将の中で最も“異能じみた装備”を持つ呪具使い──それがグルービー・ガムレットです。

彼はハイエナ人という獣人の一種で、小柄な体格と軽快な身のこなしが特徴。

その見た目とは裏腹に、身体のあちこちに暗器や呪具を隠し持ち、次々と武器を取り出して攻撃を仕掛けるスタイルは、まさに戦場のトリックスター。

特に注目すべきは、“魔手甲(ミーティア)”と呼ばれる呪具のひとつ。これは、魔石砲に匹敵する破壊力を持ち、発動時には周囲を焼け野原に変えるほどの威力を誇ります。

戦闘スタイルはスピードと奇襲性に長け、ユリウスとも互角に戦った実績があるほど。手数と変則性では九神将随一といえるでしょう。

また、口が悪く挑発的な性格ながら、実際には任務に忠実で、皇帝ヴィンセントの命令にはしっかりと従う軍人気質の一面も。

本人は軽口を叩きつつも、自分の立場と役割をしっかり理解しているあたり、ヴォラキアという狂気の中で“現実的に生きる者”としてのリアリティを感じさせます。

今は国境守備のために前線に出ていませんが、今後の物語で再登場すれば、大きな波を起こす存在になること間違いなしです。

漆:ヨルナ・ミシグレ

艶やかで妖艶な立ち振る舞い、そして裏社会の女王のような風格──ヨルナ・ミシグレは、九神将の中でも異彩を放つ存在です。

種族は狐人(きつねびと)。その端麗な容姿と物腰から“極彩色”の異名を持ち、多くの男たちを虜にしてきました。

しかし、その魅力の奥に潜むのは、徹底した計算と策略。彼女は自身の肉体と精神を武器に、帝都の裏通りを支配する「マダム」としても君臨しています。

使用する秘術は「魂婚術」。これは、自身の魂の一部を他者と分かち合うことで、その相手の行動や知覚に影響を与えるという極めて特異な能力です。

具体的には、遠く離れた相手と意思を通わせたり、城下に「魂婚した者」を配置して監視網を張るなど、戦場よりも情報戦に強みを持つスタイル。

一方で、ヨルナは過去に何度もヴォラキア皇帝に“反旗を翻してきた”人物でもあります。

その度に粛清の対象となりながら、したたかに生き延び続ける彼女の存在は、「ヴォラキアの毒と美」を体現しているかのよう。

第七章では重要な役割を担っており、スバル陣営とも複雑な関係を築いていきます。

魅力・能力・謎──すべてが入り混じった九神将の女帝。
それがヨルナ・ミシグレなのです。

捌:モグロ・ハガネ

九神将の中で最も無口で、最も重厚──それが「モグロ・ハガネ」です。

その体格は3メートルを超える巨体、肌は金属光沢に覆われ、関節には魔石が埋め込まれた異形の存在。彼の種族は「鋼人(こうじん)」と呼ばれる亜人で、その肉体はまさに“歩く要塞”。

物理攻撃はほぼ無効、さらに受けた傷もすぐに再生。耐久力・防御力に関しては、他の九神将とは一線を画する圧倒的な性能を誇ります。

さらに彼は“擬態能力”も持っており、自身の体を壁や地面と同化させて隠密行動を取ることも可能。見た目とは裏腹に、意外なまでにスニークミッション適性もあるのです。

性格は極めて無口で無表情。その一方で、非常に理性的で話の通じる人物として描かれており、スバルたちとの接触でも、最も早く「交渉の余地あり」と判断された存在でもあります。

さらに「稀血(まれち)」の持ち主である可能性も示唆されており、リゼロの“血の因果”に関わる重要キャラとして今後の展開が注目されています。

無骨、無言、無慈悲──だがその裏には、鉄よりも硬い信念が眠っているのかもしれません。

玖:マデリン・エッシャルト

竜人の血を引く少女──それがマデリン・エッシャルト。

彼女は雲海の竜巣「メゾレイア」の出身で、育ちは荒く、礼儀作法とは縁遠い。物言いは直線的で乱暴、人目をはばからぬ態度は九神将の中でも異色中の異色です。

そんなマデリンが九神将に抜擢されたのは、実績ではなく前任・バルロイの死による“空席補充”という面が強く、帝国の上層部──とくに首相ベルステツの思惑による人事とされています。

しかし、彼女には他の誰にもない武器がある。それは、母竜クリームヒルトとの深い絆です。

巨大な飛竜を自在に操る空中戦の能力は、地上戦主体のヴォラキア軍の中でも異彩を放ち、圧倒的な火力と制空権を誇示します。

また、バルロイへの強い敬意と慕情は、彼の“屍兵”化という悲劇において、彼女に激しい苦悩をもたらします。敵として対峙することになった際の叫びは、彼女の幼さと人間らしさが痛いほどに浮かび上がる場面でした。

未熟で、暴れん坊で、でも誰よりもまっすぐ。

マデリン・エッシャルトは、帝国が抱える矛盾と希望の両方を象徴する、そんな“飛竜の少女”なのです。

【考察】“裏切り者”の誤解とヴォラキア大災の真相

リゼロ第七章を追ってきた読者の多くが、一度は「この人、裏切った…?」と困惑したことでしょう。

実際、九神将の中には、一時的にスバル陣営と敵対したり、帝国の命令に反するような行動を取る者も多く登場しました。

たとえば、ヨルナの中立的な立場、セシルスの突如としての不参戦、アラキアの暴走、チシャの“皇帝影武者”としての立場──
これらは表面的には“裏切り”に見えたかもしれません。

しかし、その裏には「ヴォラキアという国を守るため」「大災という未曽有の危機を乗り越えるため」「ヴィンセントの真意を信じるため」といった、それぞれの信念に基づいた行動がありました。

とくに、大災(カルマ転写の発動、帝都の暴走)以降、神将たちは次々と自らの陣営・正義を選び、時には敵として、時には味方として戦場を駆け抜けました。

それらすべてを「裏切り」と一言で済ませるには、あまりにも多層的で人間的すぎたのです。

実際、最終的にはほとんどの九神将がヴィンセントの意図を汲み取り、大災収束のために動いていたという構図が明らかになります。

敵か味方かではなく、“いかに信じ、何を選んだか”。

その決断の積み重ねこそが、リゼロにおける「戦う理由」の本質なのです。

【比較】九神将の強さランキングは意味があるのか?

「結局、誰が一番強いの?」──リゼロファンの間では、九神将の強さ比較はいつの時代も熱い議論の的です。

たしかに、公式設定では序列が存在しており、壱=セシルスが最強であることはある程度明言されています。

しかし、実際の描写を見ると、それぞれの「強さ」は一概に比べられるものではありません。

たとえば──

  • セシルスは“1対1”の剣術では最強だが、軍団戦には不向き
  • ゴズ・ラルフォンは“部隊運用と戦略”では最強クラス
  • グルービー・ガムレットは“初見殺し”やトリックで無類の強さを発揮
  • ヨルナは“情報戦”や都市統制において絶大な力を持つ
  • マデリンは“空中機動戦”で唯一無二の性能を誇る

つまり、単純な“殴り合い”ではなく、「どの状況で、誰と、何を賭けて戦うか」によって力関係は大きく変動するのです。

これはまさに、リゼロという作品が描く“戦いのリアリティ”そのもの。
誰が強いかではなく、「その力を、誰のために使うか」こそが、評価の本質なのかもしれません。

読者の中でも、セシルス派、アラキア推し、オルバルト信者など意見はさまざま。
「あなたが思う最強」は、どんな視点から導かれましたか?

まとめ:あなたにとって“最も印象的な九神将”は誰ですか?

ここまで、リゼロに登場する九神将について、最新の情報とともに一人ひとりの魅力や背景を解説してきました。

九人それぞれがまったく異なる個性を持ち、それぞれの「強さ」や「信念」が、リゼロという物語の厚みを支えていることが伝わったのではないでしょうか。

彼らは単なる戦闘員でもなければ、ただの帝国の装置でもない。

それぞれがそれぞれの理想と現実の間で葛藤し、そして最終的には“自分の信じた正義”のもとに行動を選びました。

セシルスの破天荒さ、アラキアの獰猛な脆さ、オルバルトの老練な策略、チシャの仮面、ヨルナの華と毒、ゴズの誠実さ、グルービーの軽妙さ、モグロの静謐、そしてマデリンの若き志──

あなたの心に残った神将は、誰だったでしょうか?

ぜひ、コメント欄やSNSで「私の推し神将は〇〇です!」と語ってみてください。

そしてもしこの記事が、九神将という存在を“新たな視点”で見つめるきっかけになれたのなら、それはこの上ない喜びです。

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