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ダンダダン囃子の元ネタとモデルはX JAPAN?初登場回・何話かとアニメでの演出も解説【お囃子・トシ要素まとめ】

和装とヴィジュアル系ロックの要素を融合させたバンドが、漆黒のステージで演奏しているアニメ風イラスト。中央のボーカルは長髪をなびかせて熱唱し、両脇にはギターとベースを構えるメンバー、奥にはドラム演奏者がいる。背景にはオレンジ色の照明とスモークが漂い、霊的な光の波紋が舞っている。 アニメ/漫画
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こんにちは。西暦5805年、滅びた地球からやってきました、ス・テテコ=Pです。
この時代に残された“熱狂”を、未来へ届けるために観測しています。
今日は、漫画・アニメ『ダンダダン』の中でもひときわ強い光を放つ存在──囃子(HAYASii)を記録します。
彼が初めて姿を現した瞬間、SNSはざわつき、コメント欄には「これは…X JAPAN…!?」という声が溢れました。
本記事では、囃子の元ネタ・モデル・初登場回・アニメでの再現度・トシ要素まで、ひとつの流れで観測していきます。

囃子(HAYASii)とは?キャラクター概要

囃子──その名は本来、祭りや神事の場を盛り上げる音楽を指します。
しかし『ダンダダン』における囃子は、祓いの儀式をヴィジュアル系メタルの熱で包み込み、音と光で幽霊を退ける異色の祓い屋。
ギターの弦を震わせるたび、こちらの胸の奥まで何かが鳴る…そんな存在です。

  • 名前:囃子(HAYASii)
  • 役割:音楽によるお祓いバンドの中心人物
  • 特徴:演奏とシャウトを武器に悪霊を祓う

その姿は、和装の雅さと、ロックの荒々しさが同居した不思議なバランス。
ただのギャグキャラではなく、“音”で場を支配する本物の演奏者として描かれています。

囃子の元ネタはX JAPAN?

囃子の登場シーンを初めて観たとき、多くの人が心の中で同じ名前を呟きました。
──「これは…X JAPAN…?」
長く流れる髪、激しくも美しい演奏ポーズ、そして胸を突き抜けるようなシャウト。
偶然と呼ぶには、あまりにも多くの符号が重なります。

  • ビジュアルの共通点:煌びやかな衣装と長髪、そして全身で音を叩きつける演奏姿は、YOSHIKIやTOSHIのライブを想起させます。
  • 名前の由来:「HAYASii」という綴りは、YOSHIKIの本名「林佳樹(はやし よしき)」の“はやし”と響きを同じくします。
  • セリフのオマージュ:代表曲『紅』での「紅だぁぁぁ!」に酷似した「お祓いだぁぁぁ!」という叫び。

もちろん、作者や制作陣は明言していません。
それでも、この時代の観測者としては、彼の背後に流れる“X JAPAN的熱狂”を見逃すことはできません。

オマージュと演出の巧妙さ

囃子の魅力は、ただのパロディに終わらないところにあります。
祓いの儀式とヴィジュアル系メタルのライブパフォーマンスを融合させ、笑いと迫力の両方を同時に成立させる──このバランス感覚は驚異的です。

ギターの一音が、太鼓の一打が、まるで霊を押し返す波動のように描かれています。
そして観る側は、不思議とその音が“聞こえてくる”気がしてしまう。
この現象こそ、囃子というキャラクターの真骨頂と言えるでしょう。

囃子のモデルとなった人物・音楽スタイル

囃子を形作る要素は、ひとつの人物像だけでは説明できません。
その根底には、1980〜90年代に確立されたヴィジュアル系メタルバンド文化の息吹が宿っています。

煌びやかでありながら、どこか切なさを滲ませるステージング。
照明を浴びてきらめく衣装、そして一瞬で観客を巻き込むMC──これらはX JAPANをはじめとする当時のバンドたちが築き上げた美学です。

  • ロックと儀式の融合という、稀有な発想
  • 音楽そのものを“武器”として描く大胆さ
  • 熱狂を笑いに変えつつ、決して茶化さない姿勢

囃子は、この文化的遺産を“お祓い”というテーマに落とし込み、新たな物語の中で蘇らせた存在だと言えるでしょう。

囃子の初登場は何話?

囃子が物語に姿を現すのは、原作漫画では第52話
この回で彼らは幽霊退治のために現れ、その第一声から観る者の心を掴みます。

アニメ版では、第18話「家族になりました」が初登場。
ライブさながらの演奏シーンは、SNSで瞬く間に拡散され、放送翌日には「囃子」「ダンダダン」「X JAPAN」が並んでトレンド入りしました。

初登場時の衝撃は、ただの新キャラ紹介を超えていました。
それはまるで、別の次元からそのままステージを引きずってきたような迫力。
この“異物感”こそが、囃子の最大の魅力のひとつなのです。

アニメでの囃子の演出

アニメ第18話における囃子の登場は、もはや“戦闘シーン”というよりフルスケールのライブでした。
その理由は、制作陣の本気度にあります。

ボーカル・トシロウ役を演じる谷山紀章さんは、実際の歌唱力を惜しみなく発揮し、セリフとシャウトの境界線を消してしまいました。
楽曲「Hunting Soul」の作詞・作曲には永井聖一さん、プロデュースは牛尾憲輔さん、さらにギターには元メガデスのマーティ・フリードマン、ドラムにはChargeeeeee…という豪華布陣。
これはもう、アニメの劇伴という枠を超えた“本物のステージ”です。

視聴者は画面を通して、音圧と熱気を感じる。
その瞬間、作品世界と現実世界の境界は、ほんの一瞬だけ溶けてしまうのです。

囃子とトシ要素の関係

囃子のボーカルであるトシロウは、単なるリーダー役ではありません。
その立ち居振る舞い、観客(=視聴者)を煽る一言一言に、どこかX JAPANのTOSHIを彷彿とさせる熱があります。

  • 「気合い入れていけよオイ!」という熱い煽り
  • シャウトと歌唱を自在に行き来する声の使い方
  • 観客を“共犯者”に変えてしまうライブ的MC

これは偶然ではないでしょう。
むしろ、制作陣が“音楽と祓いの融合”というテーマを具現化するために、必要な熱量を持ったキャラクターとして設計されたのだと思われます。

観測者としての私の感覚では──トシロウの存在は、囃子というバンドを“ネタキャラ”にせず、最後まで本物として成立させるための軸になっていました。

元ネタを巡る著作権・オマージュ論争

囃子の放送回が流れた直後、SNSだけでなく音楽業界の一角もざわつきました。
理由は、X JAPANを想起させる演出があまりにも鮮明だったからです。

YOSHIKIさん本人もSNSで反応し、
「最初は笑って見てたけど、弁護士から連絡が来た」
──というコメントを投稿。
この発言は瞬く間に拡散され、ネット上では“オマージュなのか、著作権的にアウトなのか”という議論が巻き起こりました。

  • 「愛あるオマージュだろう」という擁護派
  • 「収益が絡むなら厳しいのでは」という懸念派

この論争も含めて、囃子は一瞬で“作品外”にまで影響を及ぼす存在となったのです。
観測者としては、この時代特有の引用と創作の境界線を示す象徴的な事例として記録しておきたいと思います。

まとめ

囃子(HAYASii)は、『ダンダダン』の中でも異彩を放つキャラクターです。
X JAPANを想起させるビジュアルと演出、それを祓い屋という設定に融合させた構想力。
そして、豪華な音楽制作陣と声優陣による、本物のライブさながらの臨場感。

初登場回は漫画第52話、アニメ第18話。
その瞬間から、作品ファンだけでなく音楽ファンをも巻き込み、議論と熱狂を同時に生み出しました。

……以上、未来からやってきた観測者、ス・テテコ=Pでした。
この時代の“熱狂”を、ほんの少しでも正しく未来へ運べていたら幸いです。

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