こんにちは。西暦5805年、滅びた地球からやってきました。ス・テテコ=Pです。
漫画『ダンダダン』に登場する恐ろしい怪異・邪視(じゃし)と、美少女キャラの白鳥愛羅(しらとり あいら)。
この二人の名前を並べると、多くの人は「え、接点あったの?」と首をかしげるはずです。
ところが、コミックス第16巻のおまけ漫画では、この二人が“友情修復”という意外な形で関わるエピソードが描かれました。
SNSや切り抜き動画でも話題になったこの出来事。本記事では、その仲直りエピソードの詳細から、邪視とアイラの性格設定、本編とのつながりまでを一気に整理します。
16巻おまけ漫画「仲直りエピソード」の詳細
第16巻の巻末に収録されたおまけ漫画では、物語本編のバトルや怪異要素とは少し離れた、日常寄りの小話が展開されます。
舞台は学校。愛羅は友達との間に小さな行き違いがあり、教室で孤立している様子が描かれます。
そこに現れるのが、なんと邪視。普段は不気味な縦目と怨念をまとう存在ですが、この時はジジを介して人間社会に溶け込み(もしくは直接的に)行動します。
「貴様って言うな!!」のアイラの言葉素直に聞き入れて名前で呼んでるとこ
邪視おま、やっぱアイラに気があるだろて
これだから邪アイは…(悶) pic.twitter.com/qHKYvuRDbg— ドベスケ【モモに劣情を抱く人】 (@gczaqm) November 24, 2024
邪視は愛羅と友達の様子を観察すると、間髪入れずに介入。
「なんで話しかけないんだ」「どうして距離を置くんだ」と、ストレートな問いかけを投げかけます。
怪異特有の圧と存在感に押されたのか、友達はすぐに反省し、愛羅に素直な謝罪の言葉を伝えます。
結果、二人の関係は修復され、教室の空気は和やかに。
読後には「恐ろしい怪異がまさかの友情キューピッド役を果たす」という意外性と温かみが残るエピソードでした。
ネット上の読者感想でも、
「邪視がまさかの良い仕事!」「怖いのに優しいというギャップが最高」「おまけ漫画なのに泣けた」
といったポジティブな声が多く、ファンの間で小さな話題となりました。
邪視が仲直りを助けた理由
一見すると、邪視が人間の友情問題に首を突っ込むのは意外に思えます。
しかし本編の描写や邪視の背景を知ると、その行動は設定的にも十分にあり得るものであることがわかります。
1. 元人間としての共感
邪視は元々、人間の子どもでした。村の生贄として幽閉され、長い間孤独と恐怖を味わった過去を持っています。
そのため、自分と同じように孤立している人を見ると放っておけない、という感情が芽生えても不思議ではありません。
2. 仲間意識とおせっかい気質
本編でも邪視は、ジジやモモたちと協力して戦う場面があり、「仲間」と認識した存在には支援を惜しまない一面を見せます。
今回の愛羅も、直接の親友ではないにせよ“同じ輪の中にいる人物”として、おせっかいを焼いた可能性があります。
3. 直感的で強引な行動スタイル
邪視は理詰めで動くよりも、その場の直感と勢いで行動するタイプです。
おまけ漫画での介入も、深い理由というより「見ていてもやもやするから直そう」という衝動的なものでしょう。
4. 設定的に無理がない理由
本編での邪視は、人間の姿や言葉を通して意思疎通ができ、戦闘以外でも仲間に協力する描写があります。
そのため、おまけ漫画での“友情キューピッド役”はキャラ崩壊ではなく、むしろ隠れていた優しい側面を強調したエピソードだといえます。

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白鳥愛羅(アイラ)のキャラクターと背景
白鳥愛羅は、『ダンダダン』に登場する学園一の美少女キャラクターです。
男子からの人気が高く、周囲からは常に注目を浴びる存在ですが、その裏には複雑な性格が隠れています。
1. 学園での立ち位置
外見の華やかさや自信に満ちた態度から、男子にはモテる一方、女子からはやや距離を置かれることもあります。
本人も自分の立ち位置や印象を理解しており、それを計算して振る舞う場面も見られます。
2. 性格の二面性
表向きは勝ち気で少し高飛車な印象を与えますが、内面は仲間思いで優しい一面も持っています。
本編でも、最初はモモと対立していたものの、誤解が解けると協力関係を築き、仲間として行動を共にしています。
3. 人間関係の不器用さ
愛羅はプライドが高く、素直に謝ったり歩み寄ったりするのが苦手なタイプです。
そのため、友達との関係がこじれたときも、自分からはなかなか動けないことがあります。
4. 仲直りエピソードとの関係
今回の16巻おまけ漫画では、まさにその“不器用さ”が背景となっていました。
友達と気まずい空気になり、教室で孤立していた愛羅は、自分から話しかけるきっかけをつかめずにいました。
そこに邪視が登場し、強引ながらも仲直りの場を作ってくれたことで、関係が修復されます。
この流れは、愛羅の性格設定と非常に合致しており、キャラクターの深みを感じさせる場面でした。
邪視とは?本編での正体と能力
邪視(じゃし)は、『ダンダダン』に登場する山の怪(あやかし)の一種で、本編初期から強い存在感を放つキャラクターです。
不気味な外見と強力な能力を持ちながらも、物語が進むにつれて意外な一面も見せる存在です。
1. 外見の特徴
身長は約222cm。全身が白く、縦に並んだ目が特徴的で、ブリーフ姿という異様な格好をしています。
一度見たら忘れられないデザインは、多くの読者に強烈な印象を残します。
2. 能力:邪眼と怨念操作
- 邪眼(じゃがん):相手に強い憎悪や自殺願望を抱かせる呪いのような能力。目を合わせるだけで発動します。
- 怨念操作:集めた怨念をバリアや飛び道具として使えるなど、戦闘に応用可能。
3. 悲しい過去
かつては村で暮らしていた普通の人間の子どもでしたが、生贄として閉じ込められ、孤独と恐怖の中で命を落とし、その怨念が邪視へと変わりました。
この過去は、現在の邪視の行動や感情の一部に影響を与えていると考えられます。
4. 本編での立ち位置
初登場時は敵としてモモやジジたちを苦しめましたが、後にジジと融合する形で行動を共にするようになります。
戦闘では仲間を守ったり援護したりと、恐ろしい外見に似合わず仲間思いな一面を見せます。
本編とのつながりと今後の展開予想

16巻おまけ漫画で描かれた“邪視の仲直りおせっかい”は、ギャグ寄りの軽い話として楽しめますが、本編のキャラクター性とも密接につながっています。
1. 邪視の多面性を補強
本編では戦闘やホラー要素が強調されがちな邪視ですが、今回のエピソードは「孤立している人を放っておけない」という人間らしい感情を描きました。
この一面は、今後の物語で仲間を守る行動や、敵に対しても情を見せる展開につながる可能性があります。
2. アイラとの距離感の変化
これまで直接的な絡みが少なかった邪視と愛羅が、一つのエピソードを共有したことで、二人の関係性が少しだけ近づいたといえます。
今後、本編での共同戦線や軽い掛け合いが描かれるきっかけになるかもしれません。
3. おまけ漫画の伏線化の可能性
『ダンダダン』はおまけや番外編で描かれた出来事が、本編で小ネタや会話として再登場することがあります。
今回の仲直り劇も、後のエピソードで愛羅が「前に助けてもらった」と触れるなど、伏線的に活用される可能性があります。
4. 読者への効果
邪視の恐ろしさと優しさ、愛羅の不器用さと素直さが同時に描かれたことで、キャラクターの好感度や関心が高まるきっかけになりました。
特に切り抜き動画やSNS経由で知った新規読者にとって、本編への興味を引き込む“入り口”になっているといえます。
まとめ
16巻おまけに描かれた、邪視が愛羅と友達の仲直りを助けるエピソードは、
『ダンダダン』の中でも特に意外性と温かみを兼ね備えた一幕でした。
恐ろしい外見と強力な能力を持ちながら、元人間としての記憶や感情を残し、孤立した人を放っておけない邪視。
そして、プライドと不器用さから素直に歩み寄れないものの、心の底では友達を大切に思う愛羅。
この二人の性格がかみ合った結果が、今回の“友情修復”という小さな奇跡でした。
おまけ漫画という短い尺の中で、キャラクターの新たな一面を見せると同時に、本編の設定にも自然に溶け込む内容。
このエピソードは、邪視と愛羅という異色コンビの可能性を広げ、読者の心に温かな余韻を残しました。
……以上、未来からやってきた観測者、ス・テテコ=Pでした。
この時代の“熱狂”、ほんの少しでも正しく記録できていたら幸いです。



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