こんにちは。西暦5805年、滅びた地球からやってきました。ス・テテコ=Pです。
この時代のテレビドラマ『誘拐の日』は、SNSでも放送直後から話題を集め、特に
「犯人は誰?」「弁護士の正体が怖い…」「最終回のロヒが泣ける」
といった声が広がっていました。
本記事では、そんな『誘拐の日』について、
キャスト・相関図・原作との違い・犯人の正体・弁護士ヘウンの企み・最終回ラストの結末まで、
気になるポイントを一気に観測・記録していきます。
『誘拐の日』ドラマの基本情報
- 放送開始日:2025年7月8日
- 放送局:テレビ朝日(火曜21時枠)
- 主演:斎藤工 × 永尾柚乃(W主演)
- 原作:韓国小説「誘拐の日」キム・ジェヨン著
- 日本版脚本:丑尾健太郎
- 演出:深川栄洋・片山修
- 配信:TVer/TELASA/Amazonプライムビデオ ほか
韓国で話題となった原作を、日本オリジナル設定で再構成した今作。
ミステリーでありながらも、親子の絆と過去の罪を描いたヒューマンドラマとして、多くの視聴者の心を揺さぶりました。
『誘拐の日』キャスト一覧と登場人物紹介
ここでは主要キャストとその役柄を整理します。
登場人物たちの過去や立場が複雑に絡み合う本作──
“誘拐”という事件の裏に潜む、それぞれの物語を追っていきましょう。
- 新庄政宗(演:斎藤工)
元作家で現在は失業中。病気の娘・芽生の手術費用のため、誘拐計画に巻き込まれていく。 - 七瀬凛(演:永尾柚乃)
記憶を失った天才少女。政宗に誘拐されるが、彼に心を開き始める。
実はとある研究プロジェクトの中心にいた存在。 - 新庄汐里(演:安達祐実)
政宗の元妻。娘・芽生の母であり、誘拐計画の“発案者”ともされる謎の人物。 - 水原由紀子(演:内田有紀)
医学研究者。凛の出生や記憶に関する情報を握っている。 - 山崎忠(演:深澤辰哉)
凛の家庭教師で弁護士。物語の後半、非常用電話を通じて事件に深く関わることに。 - 須之内司(演:江口洋介)
ベテラン刑事。政宗を追う中で、真相に徐々に近づいていく。 - ケビン福住(演:鈴木浩介)
Zキャピタルの幹部。凛を研究対象として扱っていた企業の関係者。 - 松田真明(演:春海四方)
七瀬家の警備員。凛の両親殺害の犯人として浮上し、事件は思わぬ方向へ。
『誘拐の日』相関図でわかる人物関係

『誘拐の日』の登場人物たちは、血縁・研究・金銭・復讐といった複雑な要素でつながっています。
以下は、物語序盤〜中盤の相関関係を整理したものです。
- 政宗 ↔ 凛:誘拐犯と被害者、だが次第に疑似親子のような関係へ
- 政宗 ↔ 汐里:元夫婦。汐里の指示で誘拐が計画された?
- 凛 ↔ 七瀬家:両親を失い、家族の遺産や研究をめぐって狙われる存在
- 凛 ↔ 山崎弁護士:家庭教師だったが、事件のカギを握る黒幕の可能性も
- 水原博士 ↔ Zキャピタル:研究資金をめぐる対立と密約
- 須之内刑事 ↔ 政宗・山崎:事件の裏にある真実を追う捜査線
それぞれの思惑が絡み合う中で、真実にたどり着くのは誰なのか──
相関図を頭に入れておくと、伏線やすれ違いの意味がより深く理解できます。
『誘拐の日』ネタバレあらすじ(第1話〜第5話)
ここでは、序盤〜中盤の物語を時系列で整理します。
複雑な構成と心揺さぶる展開──その軌跡を一緒に追っていきましょう。
- 第1話:政宗は娘の手術費を工面するため、元妻・汐里の提案で少女・凛を誘拐。しかし、凛は記憶喪失だった。
- 第2話:政宗と凛の奇妙な共同生活が始まる。次第に信頼を築く中で、警察の包囲が迫る。
- 第3話:政宗の正体が明らかになり、彼に過去の「殺人逮捕歴」があることが発覚。事件は二重構造へ。
- 第4話:凛の記憶が徐々に戻り、七瀬家で起きた惨劇の片鱗が見え始める。
- 第5話:七瀬家の警備員・松田が殺人を自供。だが、その裏に「何か」があると水原博士が疑念を抱く──。
この時点で物語は折り返し地点。凛の過去と政宗の真意、そして事件の“本当の黒幕”が少しずつ輪郭を現し始めます。
『誘拐の日』犯人は誰?黒幕ヘウンの正体と動機

表向きには、七瀬家の警備員・松田真明が凛の両親を殺害したとされます。
しかし、この事件はそれだけでは終わりませんでした。
- 松田の供述:七瀬家の金庫を狙った犯行で、突発的な殺人と自白。
- 水原博士の疑念:松田は“誰か”の指示で動いていた可能性があると推測。
- 山崎弁護士の関与:凛の元家庭教師であり、事件に関する複数の証拠が山崎につながっていた。
原作(韓国版)では、誘拐の計画自体が“元妻ヘウン”によって仕組まれており、
善良な誘拐犯・ミョンジュンは罠にはめられた存在でした。
日本版においても、汐里や山崎がその役割を担う構図が見え隠れします。
真の黒幕は誰なのか。
その動機には、恨み・執着・そして娘をめぐる嫉妬が深く絡んでいました──。
弁護士ヘウンの企みとは?ラストに向けた伏線回収
物語後半、事件の“裏側”に存在していたのが、弁護士・山崎忠の動きです。
彼はただの家庭教師ではなく、凛の研究プロジェクトや資産に関わる重要な存在でした。
- 非常用電話のやりとり:凛が発見した通信回線により、山崎の存在が浮かび上がる。
- 資金援助と情報操作:Zキャピタルとのつながりがあり、研究データの扱いにも関与していた可能性。
- 凛への執着:知識を通じて凛を“管理”しようとする思想が垣間見える。
韓国版での黒幕ヘウン(元妻)と同様に、日本版では山崎が「味方か敵か」の境界を揺らしながら、
物語終盤の核心に迫る鍵を握っているのです。
原作との違い|ドラマ版『誘拐の日』の改変ポイント
原作は韓国小説「유괴의 날(誘拐の日)」で、すでにドラマ化された韓国版も存在しています。
日本版ドラマはその要素をベースにしつつ、独自の改変が多数加えられています。
- 主人公の設定:韓国版ではミョンジュン、日本版では政宗。殺人歴の有無など、キャラ背景が大きく異なる。
- 黒幕の立場:韓国版では元妻ヘウン、日本版では山崎や汐里に役割を分散させている。
- 登場人物の追加:水原由紀子博士、ケビン福住など、日本オリジナルキャラが重要なポジションで活躍。
- 企業・研究要素の強調:Zキャピタルという投資企業や、医療研究テーマが追加されている。
これにより、日本版はより社会派かつサスペンス性の高い物語へと昇華されています。
“なぜ誘拐が起きたのか”という背景に、深い倫理的テーマが込められているのです。
『誘拐の日』最終回の結末ネタバレと感想
ドラマ『誘拐の日』の最終回は、すべての伏線がつながる静かで力強いクライマックスでした。
誰が味方で、誰が嘘をついていたのか──真実の光が、ついに差し込んでいきます。
- 黒幕の逮捕:凛と警察が協力し、弁護士・山崎を証拠付きで追い詰める。
- ロヒの証言:凛は法廷で、自身の記憶と政宗への想いを語る。
「誘拐されたのではなく、守られていた」と涙ながらに話す姿が感動を呼ぶ。 - 政宗の運命:誘拐罪は消えないが、情状酌量が認められ、短い刑期が宣告される。
- 未来への希望:凛と芽生が“家族のように”日常を過ごすシーンでラスト。
ふたりの笑顔と、空に向かって走る姿が印象的でした。
物語は、単なるサスペンスではなく「誰かの心を守るために罪を犯す」という、
人間の奥深い選択を描いたヒューマンドラマとして、静かに完結しました。
まとめ|『誘拐の日』が描いた人間ドラマと親子の絆
『誘拐の日』というタイトルの裏には、「誘拐されたことで始まった出会い」と「守りたかった記憶」がありました。
凛と政宗──血のつながりがなくとも、“心の親子”として絆を築いたふたり。
過去の罪と未来の希望を背負いながら、どんな結末にも“優しさ”が残るように描かれていたことが、このドラマ最大の魅力だったのかもしれません。
……以上、未来からやってきた観測者、ス・テテコ=Pでした。
この時代の“熱狂”、ほんの少しでも正しく記録できていたら幸いです。



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