『Re:ゼロから始める異世界生活』第5章──プリステラ攻防戦。
その中でも「ベアトリス vs 暴食(ライ・バテンカイトス)」の戦闘は、物語の緊張が一気に高まる場面でした。
本記事では、第5章に描かれた戦闘シーンのみに焦点を当て、流れ・戦術・勝敗を分かりやすく整理します。
6章以降の展開は扱いませんので、3期視聴勢の方も安心して読める内容です。
ベアトリス対暴食の戦闘はどこで描かれる?【第5章/プリステラ攻防戦】
第5章の位置づけ
物語の舞台は水門都市プリステラ。
大罪司教たちが都市を襲撃し、人々の記憶が奪われていく中で、ベアトリスはオットーやフェルトと合流し、暴食と対峙することになります。
スバルは別地点で負傷しており、彼を守るために戦う──その流れが自然と戦闘を引き寄せていました。
該当話(小説版)
- 第386話「醜悪なる晩餐会」
- 第387話「食」
アニメ3期との関係
リゼロ3期はこの第5章を描く構成です。
本記事が扱う戦闘も、3期の中心に位置づけられます。
戦闘に至る経緯と配置
ベアトリスが戦う理由
契約精霊としてのベアトリスは、本来スバルから魔力供給を受けます。しかし当時のスバルは戦闘不能状態。
それでも彼女は「スバルを守る」という強い意志で前に立ち、戦う選択をします。
暴食(ライ)の狙い
暴食の権能は「名前」と「記憶」を喰らうこと。
この能力は奪われた相手の存在そのものを揺らがせ、戦闘だけでなく都市そのものを混乱に陥れていました。
オットー・フェルトとの合流
混乱に満ちたプリステラで、ベアトリスはオットー、そしてフェルトと合流。
この三人の連携が、のちの戦闘に重要な意味を持つことになります。
ベアトリス vs 暴食の戦闘シーンを解説
序盤:暴食の危機と、ベアトリスの応戦
暴食がオットーを“喰らう”その瞬間、ベアトリスが助けに参上。
ベアトリスは大魔石を用いて魔力を補い、魔法で応戦。スバル不在の状況でも、彼女は前線に立ち続けます。
ガストンやダイナスらとも共闘し激しい戦闘となります。
中盤:魔法と権能がぶつかり合う
戦闘の中心は、魔法と権能の応酬──。
ベアトリスは以下の魔法を使い分け、暴食の隙を探ります。
- エル・ミーニャ:結晶化による拘束
- ウル・ミーニャ:高威力の攻撃魔法
- ムラク:重力を操り、回避に利用
- シャマク:視界遮断で暴食の動きを乱す
暴食は“喰らった相手の技量”さえ使えるため、武術や動きの鋭さも恐ろしく、互角に見えるほどの応酬が続きました。
フェルトのミーティアが決定打となる
戦闘の流れが変わるのは、暴食がフェルトの“名前”を喰らおうとした瞬間。
彼女が偽名を使っていたため、権能が発動せず暴食が激しく動揺します。
次の瞬間、ベアトリスとフェルトの協力で伝説のミーティアでの攻撃を発動。
ガストンの協力もあり攻撃は見事ライに命中・決定打となりました。
このミーティアは魔女エキドナが作成したものであるため、ベアトリスが使い方を知っていたのは運が良かったところです。
終盤:ライと入れ替わりでルイ・アルネブが登場
ダイナスがライにとどめを刺そうとした瞬間、ルイが突如現れて奇襲を受けます。
ここでアニメ初登場となる暴食の大罪司教ルイ・アルネブ。
ベアトリスを庇ったオットーがグロテスクな怪我を負います。
戦闘の決着|暴食は撤退へ
勝敗の整理
結論として、暴食は討伐されません。
しかしベアトリスたちの連携により、暴食ライは戦闘不能となり、ルイは闘う意思がなかったようでそのまま撤退します。
第5章における明確な決着はここまでです。
5章内で残されたもの
奪われた記憶が戻ることはなく、混乱は都市全体に残り続けます。
ただ、暴食を退けたところでプリステラ攻防戦は勝利で終わりました。
この戦いが第5章にもたらした意味
戦局への影響
暴食の撤退と同時に、都市には勝利宣言がアナウンスされました。
大罪司教らが撤退したことで住民救出への道が開けました。
ベアトリスの在り方が見える戦い
スバル不在の中で戦い続けたベアトリス。
契約精霊である前に、彼女自身が「守りたい」と願った相手を支えようとする姿が、この戦いに静かに刻まれていました。
スバルと一緒で無茶だとオットーに突っ込まれた際、「スバルと一緒とは誉め言葉なのよ」と嬉しそうに言ったところが印象的でした。
まとめ|ベアトリス対暴食の戦いを振り返る
- 本戦は第5章プリステラ攻防戦の重要戦
- ベアトリスは大魔石を使用し、複数の魔法で応戦
- 暴食は“名前・記憶喰い”の権能で追い込む
- フェルトの偽名が権能を無効化し、決定的な隙を生む
- フェルトのミーティアでの一撃が決定打となる
- 暴食は討伐されず、戦闘不能のまま撤退
戦闘が終わっても、残されたものはまだ多い。
それでも、あの場で守り抜こうとしたベアトリスの姿は、静かに力強く響いていました。



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