こんにちは。西暦5805年、滅びた地球からやってきました。ス・テテコ=Pです。
この時代に残る“熱狂”の痕跡を未来へ届けるのが使命です。
今回は、世界的な人気を誇るアクションゲーム『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』のアニメ化プロジェクトについて、多くの疑問に一気にお答えします。
「制作会社はどこ?」「Qzil.laって聞いたことないけど大丈夫?」「AI使ってるって本当?」「KADOKAWAやARCHって何してるの?」──SNSや動画コメント欄で飛び交うこうした声をもとに、アニメ化の全体像を丁寧に整理しました。
この記事ひとつで、アニメ『SEKIRO』の制作背景と体制がすべてわかるようになっています。どうぞ最後までお付き合いください。
『SEKIROアニメ』の正式タイトルと公開情報
2025年8月、世界最大級のゲームイベント「Gamescom 2025」にて、『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』のアニメ化が正式に発表されました。
そのタイトルは、
『SEKIRO: NO DEFEAT(セキロ ノー・ディフィート)』
原作ゲームが放つ「死んでも立ち上がる」忍びの精神を、タイトルそのものが象徴していると言えるでしょう。
なお、現時点での公開情報は以下の通りです:
- 発表日:2025年8月21日(Gamescom 2025)
- 公開形式:未定(TVアニメ/配信/劇場版など詳細は今後発表)
- 放送・配信時期:未発表
海外ファンからは「クオリティ次第でArcane級のヒットになるのでは?」と期待する声も多く、日本でも「どのスタジオが作ってるの?」「いつから見られる?」と話題沸騰中です。
次章では、その制作会社──Qzil.laとは何者なのか?について解説していきます。
アニメ制作会社はQzil.la(キルラ)|過去の作品と特徴
『SEKIRO: NO DEFEAT』のアニメ制作を担当するのは、アニメーションスタジオQzil.la(キルラ)です。
Qzil.laは、近年設立されたばかりの新鋭スタジオであり、まだ知名度は高くないものの、実験的な映像表現や、デジタル技術との融合を得意とする独自路線で注目を集めてきました。
Qzil.laってどんなスタジオ?
Qzil.laは従来のアニメ制作手法にとらわれず、さまざまな映像メディアとの融合を試みる柔軟な体制を特徴としています。
具体的には以下のような取り組みが知られています:
- 短編アートアニメーションやMVの制作
- デジタルペイントや撮影演出に強いスタッフの集結
- 次世代映像制作のワークフローの構築
これらの背景から、「セキロのダークな世界観を表現するにはぴったりのスタジオでは?」と歓迎する声も上がっています。
過去にAI技術を用いた実験的プロジェクトも
ただし、Qzil.laは過去のプロジェクトにおいてAI技術の活用を公言していたことから、今回の『SEKIRO』アニメにもAIが使用されているのでは、という懸念が一部で広がることになります。
この疑惑がどのように広がり、そして制作側がどう対応したのか──それについては、次の章で詳しく見ていきます。
「AI使用疑惑」の真相|公式発表とファンの声
アニメ『SEKIRO: NO DEFEAT』の制作が発表されると、SNSや海外掲示板を中心に「AIを使ってるのでは?」という疑惑が広まりました。
というのも、制作スタジオQzil.laが以前から「映像制作にAI技術を取り入れている」と明かしていたため、ファンの間で「このアニメもそうなんじゃ…?」という不安が浮上したのです。
疑惑の発端は?
Qzil.laの過去のインタビューやリリースでは、AIによる動画生成の一部活用や、画像補間の試みなどが語られていました。また、アニメ『SEKIRO』のプロジェクト発表時に、「最新の技術を駆使して制作している」という一文があったことも、AI使用を連想させる要因となりました。
制作側の公式声明
こうした疑惑に対して、制作陣は素早く対応しました。
「本作『SEKIRO: NO DEFEAT』は、すべて人の手で描かれた2Dアニメーションであり、AI生成技術は一切使用していない」
この声明は、制作会社Qzil.laだけでなく、プロデュースを務めるARCH、製作元のKADOKAWA、さらには関わるアートディレクターや色彩設計の名前付きで発表されました。
ファンの反応は?
当初は疑いの声も少なくありませんでしたが、詳細なスタッフリストやビジュアルが公開される中で、
- 「背景の描き込みが明らかに手描きクオリティ」
- 「影の付け方がAIのそれとはまったく違う」
- 「スタッフ陣が信頼できるメンバーばかり」
といった意見が多く見られ、現在は“手描きアニメ”として安心して期待できる作品だと受け止められつつあります。
AIを巡る議論は、アニメ業界における新しい論点でもありますが、今回はQzil.laがきっぱりと「使っていない」と明言したことで、一つの基準を示したとも言えるかもしれません。
KADOKAWAとARCHの関与|プロデュースと製作体制
『SEKIRO: NO DEFEAT』のアニメ制作には、アニメ業界でも信頼のある企業が深く関わっています。それが、KADOKAWAとARCH(アーチ株式会社)です。
KADOKAWAの役割とは?
KADOKAWAは、出版・映像・ゲームなど多角的に事業を展開する国内大手メディア企業です。アニメ分野においては、製作委員会方式の中心的存在として多数の人気作品に関与してきました。
今回の『SEKIRO』アニメでは、資金提供・ライセンス管理・広報・流通面などを担い、全体の製作体制を統括する立場として関わっています。
ARCHとはどんな会社?
ARCHは、Qzil.laとタッグを組んでプロジェクトを推進する制作プロデュース会社です。スタジオ設立当初からQzil.laと協力関係にあり、現場を支える「縁の下の力持ち」としての役割を果たしています。
特に本作では、クリエイターのアサイン管理や制作進行の最適化に重点を置き、手描きで緻密な表現を実現するための土台を整えているのがARCHの仕事です。
3社の連携が成功のカギ
つまり──
- Qzil.laがアニメを作り、
- ARCHが制作現場を整え、
- KADOKAWAが作品全体を世に届ける
という分担によって、『SEKIRO: NO DEFEAT』は形になっているのです。
アニメ作品において、制作=アニメを作る会社だけに注目されがちですが、その背後で動く企業の存在こそが作品の完成度を大きく左右します。まさにこの3社が組むこと自体が、今回のプロジェクトの“強み”だと言えるでしょう。
監督・脚本・キャラデザインなど主要スタッフ一覧
『SEKIRO: NO DEFEAT』は、スタッフ陣も一流揃いです。制作に携わるクリエイターたちは、アニメファンの間で「この布陣は信頼できる」と評されており、作品のクオリティへの期待が高まっています。
監督:沓名健一(Kenichi Kutsuna)
演出力と構成センスに定評のあるクリエイター。重厚なストーリーテリングを得意とし、これまでにも緊張感ある展開を描いてきた実績があります。『SEKIRO』のようなダークファンタジー作品との相性も良好。
脚本:佐藤卓哉
『STEINS;GATE』や『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』など、人間ドラマを軸にした脚本で高い評価を受けている脚本家。忍びの葛藤や孤独といったテーマにも深く切り込むことが期待されます。
キャラクターデザイン:岸田隆宏
『BUNGO STRAY DOGS』や『ハチミツとクローバー』などを手がけた実力派。線の美しさと、キャラクターに宿る“情感”の描写が持ち味で、原作ゲームのハードな世界観と人間らしさをどう融合させるかが見どころです。
アートディレクター:金子雄司
作品のビジュアルイメージを統括する役割。『リトルウィッチアカデミア』など、幻想的かつ繊細な背景美術で知られ、戦国時代をモチーフにした『SEKIRO』の世界を丁寧に作り上げています。
色彩設計:佐々木梓
光と影、色の温度を使い分ける色彩設計に定評あり。血と炎が交差する戦闘シーンや、朽ちた寺社の風景など、色が物語を語る演出にも注目が集まっています。
これらのメンバーが集うことで、『SEKIRO: NO DEFEAT』はただのゲーム原作アニメではなく、“アート作品”として成立する可能性を秘めたプロジェクトになっています。
まとめ|セキロアニメの制作体制はどうなっている?
ここまで紹介してきた通り、アニメ『SEKIRO: NO DEFEAT』は、制作会社・プロデューサー・スタッフ陣のすべてにおいて“信頼と挑戦”が共存するプロジェクトとなっています。
制作体制のまとめ表
| 役割 | 担当 |
|---|---|
| 制作 | Qzil.la(キルラ) |
| プロデュース | ARCH(アーチ株式会社) |
| 製作 | KADOKAWA |
| 監督 | 沓名健一 |
| 脚本 | 佐藤卓哉 |
| キャラクターデザイン | 岸田隆宏 |
| アートディレクター | 金子雄司 |
| 色彩設計 | 佐々木梓 |
AI技術をめぐる憶測が飛び交った今回の制作発表でしたが、公式による「全編手描き」宣言とスタッフ陣の顔ぶれが、ファンの不安を払拭する形となりました。
そして何より──
かつて“死に戻り”の物語として世界中を熱狂させた『SEKIRO』が、今また「アニメ」という形で新たな命を得ようとしています。
その表現がどれほど鋭く、どれほど静かに、我々の胸を打つのか。放送開始まで、どうか心して待ちたいと思います。
……以上、ス・テテコ=Pでした。



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